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5月14日 11時35分
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フィスコ

注目銘柄ダイジェスト(前場):日産自動車、日本ガイシ、オリコなど

日産自動車<7201>:788円(前週末比-16円)
売り先行の展開。同社は先週末に決算を発表、前期営業益は5458億円で前期比2%増
益となり、従来予想の5100億円を上回った。また、今期見通しは7000億円で同28%増
益、ほぼ市場コンセンサス線上の水準となっており、サプライズは乏しい状況となっ
ている。大手3社の中では、震災の影響が相対的に限定的だった分、前期業績は比較
的底堅く、今期増益幅は小さめとなる格好に。期待感が高かった分、やや出尽くし感
なども先行しているようだ。今期は増配の計画ともなっているが、キャッシュの積み
上がり状況からは、更なる配当引き上げへの期待もあったもよう。

日本ガイシ<5333>:973円(同+82円)
急伸で上昇率上位。昨年9月の火災事故発生で停止していたNAS電池の生産について、
7月にも再開すると伝わっている。成長期待製品の生産正常化を受けて、買い安心感
が高まる展開となっているもよう。先週末発表した決算は、前期実績が上振れ着地、
今期見通しはコンセンサスを下回っているが、保守的な計画との見方が先行している
ようだ。

オリコ<8585>:101円(同+15円)
急伸で100円台回復、上昇率トップとなっている。同社は先週末に決算を発表してい
るが、今期の大幅増益見通しが評価材料視されている。今期最終利益は210億円で前
期比10.5倍の見通し、四季報予想の100億円などを大きく上回る水準にポジティブな
インパクトが強まる格好。ちなみに、15.3期最終利益310億円を予想する中期計画も
発表している。なお、直近では、ムーディーズの格付け引き下げなどで調整色を強め
る展開となっていた。
千代田化工建設<6366>:1017円(同+82円)
大幅高で上昇率上位。同社は先週末の前引け後に決算を発表、その後は今期の営業減
益見通しを嫌気して売りが先行したものの、本日は見直しの動きが先行している。大
和では、保守的な計画で増額余地は大きいとしており、今期営業利益は会社計画の
225億円、前期比7%減益見通しに対して、270億円程度が見込めると指摘している。
1100円程度が視野に入ると考え、投資判断は現在の中立から見直しを検討するとして
いるもよう。

ヤクルト<2267>:2827円(同-106円)
大幅続落。先週末の決算を受けて、野村では「ニュートラル」から「レデュース」
に、クレディ・スイス(CS)では「ニュートラル」から「アンダーパフォーム」にそ
れぞれ格下げたことがマイナス材料視されている。決算数値は、前期実績・今期見通
しともに市場予想を下回る水準となった。ダノンとの提携に関しても、野村では、友
好的TOBの可能性は消え、提携効果の発現には時間が掛かると指摘。CSでも、ダノン
による敵対的TOBの可能性は低く、交渉長期化の可能性が高いとみているようだ。


コジマ<7513>:378円(同-42円)
急反落。ビックカメラ<39700>による買収報道が伝わったことで、先週末は一時スト
ップ高まで急騰していたが、資本提携の正式発表を受けて、本日は利食い売りが優勢
となる展開に。ビックカメラが第3者割当増資を引き受け、50.06%を141億円で取
得、割当価格は362円となっている。シナジー効果への期待は高いものの、目先は株
式価値の大幅な希薄化を嫌気する動きが優勢となってきているようだ。なお、ビック
カメラは買い優勢の展開に。

日本写真印刷<7915>:930円(同+99円)
急騰で上昇率上位。同社は先週末に決算を発表、前期営業損益は117億円の赤字、今
期予想は38億円の赤字となっている。実績は従来計画線、今期予想はほぼ市場予想線
上の数値となっている。下半期からの営業黒字回復見通しを受け、ひとまずは安心感
が先行する展開のようだ。なお、同時に発表した中期計画では、15.3期売上高1300億
円、営業利益率7%を目標値ともしている。

酒井重工業<6358>:265円(同-28円)
下げ幅拡大。先週末に業績予想の上方修正を発表しているが、短期的な出尽くし感と
受け止められ、利益確定売り圧力の強まりにつながっているようだ。営業利益は従来
予想の5.1億円から6.5億円に上方修正しているが、第3四半期の段階で5.6億円を計上
しており、上方修正は相当程度織り込まれていたもよう。むしろ、修正値を前提とす
ると、1-3月期営業利益は0.9億円にとどまり、前年同期比では63%減益となる計算
に。

遠藤照明<6932>:2260円(同+400円)
ストップ高で大証2部の上昇率トップ。先週末発表の決算内容がポジティブサプライ
ズに。前期実績は先に上方修正済みであるものの、今期営業利益は前期比47%増益の
61億円と大幅増益予想となっている。四季報予想40億円などを大きく上回る水準であ
り、改めてLED市場拡大のメリット享受期待などが高まる格好に。前期末配当金も従
来予想の12.5円から17.5円に引き上げ、今期年間配当金も前期の30円から40円に引き
上げる計画へ。

フライトシステム<3753>:24250円(同+3980円)
出来高急増で一時ストップ高。スマートフォンを使ったクレジットカード決済システ
ムを提供するITベンチャーが、電子マネーにも対応するなど機能拡充に乗り出した
と報じられ、その中で取り上げられたことが材料視されている。同社については、三
菱UFJニコスと組んで小売店などに提供しているシステムを改良。今秋をメドに、
電子マネーの「フェリカ」やキャッシュカードで買い物ができるデビットカード決済
にも対応すると伝わっている。

ニューフレア<6256>:465500円(同+27500円)
強い動き。今期売上高は前期比13%増の400億円、営業利益は同6%増の152億円とな
り、増収増益見通しとなったことが好感されている。スマートフォンやタブレット型
端末の需要拡大を背景に、半導体微細化投資を進める動きが継続するとみられる中、
主力の電子ビームマスク描画装置などの拡販に注力するもよう。前期の急速な業績拡
大による反動も懸念されていたが、増収増益見通しが示され買い安心感が高まる格好
に。

エスクリ<2196>:1818円(同-500円)
急落でストップ安。先週末に本決算を発表し、今期営業利益は前期比38%増の14.8億
円と大幅増益見通しとなった。ただし、四季報予想では20億円が見込まれていたほ
か、アナリスト予想でも18億円程度が見込まれており、想定以下の内容と捉えられる
格好に。今期は順調な売上増加を見込む一方、事業拡大に伴って人件費や広告宣伝費
など増加が重しとなるようだ。

リブセンス<6054>:2899円(同+175円)
大幅反発。上期営業利益見通しを2.6億円から4.6億円へ、最終利益見通しを1.5億円
から2.7億円へとそれぞれ上方修正したことが好感されている。昨年12月の新規上場
以降、認知度が向上したことを受けて、求人情報メディア事業を中心に情報掲載を希
望する企業の問い合わせや申し込みが急増したようだ。なお、同時に発表した第1四
半期営業利益は2.2億円での着地となっている。

KLab<3656>:617円(同+100円)
ストップ高。東証1部への指定替えを発表したことが買い材料視されている。18日に
指定変更となり、約8ヵ月の史上最短での市場変更となる。東証1部への指定替えに伴
ってTOPIXへの算入が見込まれ、パッシブファンドによる買い需要の発生に期待
感が先行へ。また、同時に発行済み株式数の3.27%に当たる85万株を上限とする自社
株取得枠の設定を発表したことも需給面の支援材料に。


(フィスコ)


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