企業の短命化が進む一方で、産業界の外に眼を向ければ、100年以上存続する組織は多い。筆者らは、NASA、ロイヤル・アカデミー・オブ・ミュージック、ニュージーランド・オールブラックスなど、ビジネス以外の分野で著名な7つの100年組織に焦点を当て、彼らが成功を続ける秘訣を明らかにした。そこから、企業が生き残るために自問すべき12の質問を導いた。


 米国のS&P500企業の平均寿命は、過去80年間で80%短くなっている(67年から15年へと短縮)。また、英国のFTSE100企業の76%が、過去30年の間に消滅している。

 これとはまったく対照的に、ビジネス以外の部門では、100年目を迎えてなお、永遠に存在しそうに見える組織もある。それはどのように実現しているのだろうか。また、企業はそこから何を学べるだろうか。