
また、血糖や血圧に異常があっても、ウエストやBMI(注2)が基準値未満だと保健指導の対象にならないことや、メタボリックシンドロームと判定された人に目標が課せられ、その結果によって後期高齢者医療拠出金が変動するなどの問題点を含む。
とはいえ「『高血圧』、『高脂血症』、『糖尿病』などの生活習慣病は内臓脂肪が過剰に蓄積されることから始まるため、病気になる前に対策をとることには意義がある」(大和徳洲会院 青木副院長)のも確かだ。実際、筆者は幸いメタボリックシンドロームではなかったが、これを機に定期的な健康診断を心掛けようと思うようになったのである。
(フジイナオキ)
(注1)男性の場合ウエスト(腹囲)が85センチ(女性の場合は90センチ)以上、もしくはBMI値(*)が25以上で、以下の条件のうち2項目以上が当てはまると、メタボリックシンドロームということになる。
(1)血糖値:空腹時血糖値が100mg/dl以上、HbAlcが5.2%以上
(2)血圧 :最高血圧が130mmHg以上もしくは、最低血圧が85mmHg以上
(3)脂質 :中性脂肪値が150mg/dl以上もしくは、HDLコレステロール値 が40mg/dl未満
(注2)肥満度の判定方法の一つ。BMI(ボディ・マス・インデックス)指数での評価。体重(kg)/身長(m)2乗 で求められる。標準値は22.0。
これは統計的にみていちばん病気にかかりにくい体型で、標準から離れるほど有病率は高くなる。また、体脂肪率とも相関している。
18.5未満/やせ、18.5~25未満/標準、25~30未満/肥満、30以上/高度肥満
●関連サイト
「特定健康診査・特定保健指導に関するQ&A集」厚生労働省
「メタボリックシンドロームを予防しよう」厚生労働省
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