最新株式ニュース
5月28日 11時36分
フィスコ

注目銘柄ダイジェスト(前場):NEC、ファーストリテ、Dr.シーラボなど

NEC<6701>:107円(前週末比-12円)
急落で下落率上位。ルネサス<6723>の1000億円超資本増強報道が伝わっているが、支
援要請先として同社など主要株主の名前が挙がっている。とりわけ、同社に関しては
相対的に財務面が脆弱と見られているため、支援負担が大きく響く可能性が指摘され
ているようだ。さらに、株価が100円に接近するにつれ、機関投資家の保有株売却懸
念なども思惑視されやすいとの見方に。

ルネサスエレクトロニクス<6723>:245円(同-28円)
大幅反落。主力工場の台湾企業への売却、最大1.4万人の従業員削減、資本増強1000
億円超などといった報道が先週末に伝わっている。先のリストラ報道と比較して、人
員削減や増資規模が膨らむ格好にも。現在、支援先と期待される主要株主では、同社
への支援体制に足並みが揃っておらず、資本増強策が順調に進んでいくのか不透明感
は強いもよう。実態面での厳しさのみが改めてクローズアップされる流れにもなって
いる。

ファーストリテ<9983>:17670円(同+450円)
しっかり。外部環境の不透明感が強い中、内需系ディフェンシブ銘柄として投資資金
の注入などが続く格好になっているとみられ、日経平均を支える状況ともなってい
る。なお、28周年誕生感謝祭を先週末から本日28日まで開催しており、好調な客足な
ども指摘される状況から、業績の改善期待にもつながっているようだ。

Dr.シーラボ<4924>:269300円(同-39700円)
売り先行で下落率トップ。同社は先週末25日に業績予想の下方修正を発表、7月期通
期営業利益は従来予想の113億円から100億円に減額修正、一転して減益となる見通し
に。積極的な広告・販促活動を行ったものの、無料サンプルの欠品が発生するなど
で、十分な効果が発現できなかったもよう。2ケタ増益予想から一転しての減益転落
見通しにネガティブな見方が優勢に。なお、野村では投資判断を「バイ」から「ニュ
ートラル」に格下げへ。

古河機械金属<5715>:67円(同+3円)
賑わう展開で上昇率上位。漁獲した魚を傷つけずに放射線測定できる装置を、東京大
学と共同で開発したと報じられている。同社が開発した「GAGG」と呼ばれる結晶が応
用されているもよう。依然として、放射能対策関連のニュースフローには敏感な反応
がみられており、値頃感の強さも相俟って短期資金の関心が向かう格好のようだ。


岩谷産業<8088>:295円(同+9円)
人気化。政府が燃料電池車の燃料を供給する水素ステーションの整備に乗り出すと報
じられている。立地規制の緩和や補助金支援などが計画されているもようであり、国
内でいち早く水素供給ステーションを展開している同社などには、メリット享受への
期待感が優勢にもなっているようだ。なお、三菱化工機<6331>なども関連銘柄として
人気化のもよう。

東京デリカ<9990>:697円(同-75円)
急落で下落率上位。同社は先週末に株式の売出を発表、株式の分布状況の改善や流動
性の向上を目指すものとしており、主に資産管理会社であるエムケー興産の保有株を
売り出す。普通株183万株、発行済み株式数の9.2%程度の水準となっている。当面の
需給悪化につながるとして、嫌気材料視される展開のようだ。また、1部指定替えな
ども好材料視されて株価の水準訂正が進んでいただけに、利食い売り圧力なども強ま
りやすいもよう。

ベリサイン<3722>:ストップ高買い気配
ストップ高買い気配。米シマンテックによるTOBの実施を発表したことが材料視さ
れている。TOB価格は4万4000円となり、全株式の取得を目指す方針でTOB価格
にサヤ寄せの動きへ。取得期間については、本日から7月6日まで。なお、東証は同社
が上場廃止となる恐れがあることから、監理銘柄(確認中)に指定すると発表してい
る。

ザイン<6769>:57000円(同-800円)
伸び悩む。上期営業損益見通しを2.2億円の赤字から6500万円の赤字へ、最終損益見
通しを2.2億円の赤字から6300万円の黒字へとそれぞれ上方修正したことが寄り付き
後は好感された。事務機器向けの大規模集積回路(LSI)の販売が想定を上回るこ
となどが背景。ただし、第1四半期の黒字転換によって上期業績計画の上振れは想定
線とも捉えられ、買い一巡後は伸び悩む格好に。

GOODMJ<8992>:69100円(同+7600円)
大幅反発。親会社であるマッコーリー・グッドマン・ジャパンによる、完全子会社化
の手続きを進めると発表したことが材料視されている。買い取り価格は1株7万円とな
る。完全子会社化によって、グループの経営資源を活用する方針のようだ。なお、完
全子会社化が実現した場合、8月27日をもって東証マザーズを上場廃止となる見通
し。

日本通信<9424>:8380円(同+830円)
大幅高。米アマゾンが、日本でスマートフォンやタブレット端末用の無線データ通信
サービスに参入すると報じられている。1980円で一定のデータ量まで使い切りの「S
IMカード」を販売し、利用者は自分の端末に差し込んで使えると。NTTドコモ
<9437>の高速携帯電話サービス(LTE)を利用している同社の回線を使うとも伝わ
っており、関心が高まる格好に。

サイバーエージェント<4751>:166300円(同-5500円)
大幅続落。同社のほか、マザーズ市場ではスカイマーク<9204>、ジャスダック市場で
はDガレージ<4819>など、新興市場の主力株が大幅安となっている。目新しい悪材料
はないが、リスクオフの流れが継続しているほか、信用取引の追い証発生に伴う換金
売りも止まらず下値模索の状況となっている。なお、マザーズ指数は2%超の下落と
下げが目立つ。

(フィスコ)


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