マインドマップはどんなときに役立つか?

 マインドマップの有効性のカギはその生き生きした形にある。それ自体が自然の生物のような有機的な構造で、新芽が伸びるように外側に向けて、曲線(ブランチ)、記号、言葉、イメージが広がっていく。この放射状の形状は脳細胞にもよく似ている。

 マインドマップを使うと自由に思考を広げ、階層構造のブランチを使ってアイディアを連結していくことができる。

 ブレインストーミングやプレゼンテーションにマインドマップを使うと、カラフルで記憶しやすく、伝えやすくわかりやすいものになるだろう。マインドマップには話し手と聴き手の脳、そして自然な思考法が反映されるので、思考のシナジー(相乗効果)が生まれやすくなる。

 マインドマップは、見慣れない人には「落書き」などと思われがちだが、「会議で結論が出る」、「絵に描いた餅に終わらず、行動に移せる」、「今まで思いつかなかった創造的なソリューションが生まれる」など、結果が出ることにより広く採用されるようになった。

 例えばアル・ゴア米元副大統領は、環境保護、持続可能な投資などの事業活動をコーディネートするために、マインドマップを使っている。