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6月11日 11時34分
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注目銘柄ダイジェスト(前場):メガバンク、シャープ、SUMCOなど

メガバンク
三菱UFJ<8306>や三井住友FG<8316>、みずほFG<8411>は買い先行スタート。スペイン
が最大1000億ユーロの支援を要請、ユーロ圏の支援合意が伝わっており、欧州金融シ
ステムに対する過度な不安の後退につながっている。足元では、欧州問題の焦点もギ
リシャからスペインに移っていたこともあり、買い安心感が優勢となる格好に。な
お、証券セクターなどの上昇率も高くなっている。

シャープ<6753>:418円(前週末比+26円)
上昇率上位。同社は先週末に経営戦略説明会を実施、鴻海とのスマホ共同事業開始、
鴻海へのパネル供給前倒しなどを発表している。評価はまちまちな状況であるもの
の、先週末にかけての大幅下落で不安感が織り込まれていたこともあり、買い安心感
が先行する形のようだ。JPモルガン(JPM)では両社の関係が良好であることが読み
取れたことなどをポジティブと捉える一方、クレディ・スイス(CS)では過剰なパネ
ル在庫や資金調達への懸念は払拭できずとしているもよう。

SUMCO<3436>:774円(同+84円)
急伸で上昇率トップ。同社は先週末に第1四半期の決算を発表、営業利益は29.2億円
で前年同期比52%増益、上半期予想40.0億円、同26%減益に対して、高い進捗率とな
っていることを評価する動きに。実績値はアナリスト予想を大方上回っており、少な
くても上半期の業績上振れ可能性は高いとの見方に。価格競争に対して否定的なスタ
ンスが示されたことなどもプラス材料視へ。

ルネサス<6723>:285円(同-31円)
急反落で下落率トップ。希薄化懸念の後退などを映して先週末に急伸、短期的な買戻
しにも一巡感で、本日11日は戻り売り圧力が強まる展開になっている。大株主の支援
が債務保証でとどまれば、同社の再建にはより時間を要するとの見方も指摘されると
ころ。また、本日は来月から9ヶ月間従業員の賃金7.5%減額との報道が伝わっている
が、経営の厳しさを改めて認識させる格好にもつながっている。

Dr.シーラボ<4924>:227500円(同-22800円)
大幅安で下落率上位。同社は先週末に第3四半期の決算を発表、累計営業利益は57.8
億円で前年同期比19.9%減益、2-4月期では7.5億円にとどまり同64%の大幅減益とな
っている。通期予想100億円には未達懸念も強まる形に。また、三菱UFJでは同社の投
資判断を「ニュートラル」から「アンダーパフォーム」に格下げ、目標株価は36.3万
円から22.0万円に引き下げているようだ。

リコー<7752>:605円(同+33円)
買い優勢の展開。為替市場、とりわけ、対ユーロでの円安進行が買い安心感につなが
る格好へ。加えて、SMBC日興証券が同社の投資判断を「3」から「1」へ、一気に2段
階格上げしていることも買い材料となっている。SMBC日興証券では、構造改革の前倒
し進行、プロダクションプリンターの好調持続などで業績予想を上方修正、目標株価
を650円から880円に引き上げているようだ。

オリンパス<7733>:1232円(同-65円)
軟調。同社は先週末に中期経営計画を発表、従業員や生産拠点の削減、自己資本比率
30%までの向上、今期最終損益70億円の黒字見通しなどが示された一方、資本増強の
具体策は想定通り先送りとなっている。大和では、今回示された様々な施策に関して
もスピード感に欠ける印象と指摘。バークレイズでも、投資判断は「イコールウェイ
ト」に格上げしているが、今回の内容は改革への期待を持つには不十分に止まってい
ると指摘しているもよう。

東北電力<9506>:727円(同+39円)
しっかり。シティでは、「持たざるリスク」が短期材料となる可能性に留意として、
電力セクターの投資判断を「やや強気」に格上げしている。シティでは同社に関し
て、引き続き今期無配が想定されるものの、株価下落でPBR水準に割安感が出ている
こと、原町石炭火力の復旧が早期進展なら、来期の復配期待が高まることなどを背景
に、投資評価を「3H」から「1H」に格上げしているようだ。

ライフネット<7157>:1020円(同+20円)
買い先行。野村が投資判断「バイ」、目標株価1500円でカバレッジを開始したことが
好感されている。「インターネット生命保険」はまだ黎明期にあるが、圧倒的に割安
な保険料などを背景に契約数を伸長させており、かつてダイレクト損害保険、インタ
ーネット証券会社で起こった変化の再現も不可能ではないと指摘。足元の利益は赤字
であるものの、当面5年程度は成長が継続し、保有契約数の増加によって15年3月期以
降に純利益は黒字に転じると予想している。

アスカネット<2438>:640円(同-53円)
大幅反落。今期営業利益は前期比18%減の6.0億円、最終利益は同14%減の3.7億円と
大幅減益見通しとなったことが嫌気されている。四季報予想の営業利益は8.5億円と
増益が見込まれており、減益見通しにはネガティブなインパクトが強まる格好に。今
期については、費用面において、印刷機の導入に伴って減価償却費が増加するほか、
パーソナルパブリッシング事業の新製品・新サービス開始に伴う広告宣伝費や販売促
進費の拡充が重しとなるようだ。

マクドナルド<2702>:2264円(同-44円)
さえない。先週末に5月の月次動向を発表し、既存店売上高は前年同月比11.0%減、
全店売上高は同8.4%減となったことが嫌気されている。既存店売上高の減少幅は、
2002年9月の11.1%減以来の大きさとなったようだ。値ごろ感のあるセットメニュー
を発売したことで既存店客数は同2.2%増と堅調に推移したものの、客単価が大幅に
低下したことが背景。

フェローテック<6890>:444円(同+19円)
大幅反発。同社のほか、ニューフレア<6256>やマイクロニクス<6871>など、半導体関
連株の上昇が目立っている。東証1部市場では、第1四半期決算が好内容となったSU
MCO<3436>がストップ高、東エレク<8035>などの半導体関連株が軒並み高となって
いることが刺激材料に。また、同社については、5月以降、直近安値までの下落率は
約50%に達するなど、短期的な売られ過ぎ感からリターン・リバーサル狙いの動きが
強まる格好にも。

楽天<4755>:79900円(同+300円)
上値重い。ドイツ証券が投資判断を「バイ」から「ホールド」へ、目標株価を9万
8000円から8万7000円へとそれぞれ引き下げたことが重しとなっている。楽天市場や
トラベル、カード事業が業績を牽引すると見方に変更はないものの、Koboなどの
新規事業の先行費用は想定以上であると指摘。現時点で、業績改善を見込むのは時期
尚早との見方に改めたとコメントしている。

(フィスコ)


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