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ゴルフ場最大手のアコーディア
委任状争奪戦の票読みは混沌

週刊ダイヤモンド編集部
2012年6月14日
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 ゴルフ場最大手、アコーディア・ゴルフの経営権をめぐるバトルが激しさを増している。対立しているのは、パチンコメーカーの平和グループなどを後ろ盾とする「アコーディア・ゴルフ株主委員会」と、現経営陣だ。6月28日開催予定の株主総会に向けて、新経営陣を送り込みたい株主委員会と、阻止したい現経営陣による委任状争奪戦がスタートしているが、どちらが優位かはまだ見えていない。

アコーディア(右)と、株主委員会による委任状争奪戦は熾烈を極めている(両者が株主に送付している委任状)
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 事の発端は4月17日、当時アコーディア専務だった秋本一郎氏が行った告発だ。会見を開き「竹生道巨社長が会社の資金を愛人のために使っている」と、竹生氏を糾弾。アコーディア自身も調査し、後になって1419万円を私的流用したことが判明した。

 こうした会社の危機に際して突如現れたのが、平和の子会社であるオリンピアが中心となって発足した株主委員会だ。元最高裁判所判事などのそうそうたるメンバーを経営陣として送り込む株主提案を行った。コンプライアンスを徹底するのが狙いと主張するが、事は単純ではない。

 告発に先立って、ゴルフ場2位であるPGMホールディングスの神田有宏社長と、その親会社である平和の石橋保彦社長が、アコーディアに対して経営統合を持ちかけていたのだ。実現すれば約250コースを所有する業界で断トツの存在となる。しかし竹生氏が統合効果を疑問視して難色を示したため、先ほどの告発によって竹生氏を追い落とそうとしたようだ。

 こうした経緯から、経営権を取ったら、強引にPGMとの経営統合に踏み切るのではとの疑念が絶えない。また告発した秋本氏自身にも私的流用疑惑があり、株主委員会の取締役候補者からはずれるというお粗末ぶりも露呈している。

 一方で現経営陣側は、問題を起こした竹生氏を社長からははずすが、引き続き会社に残留させる予定だ。「機関投資家に説明しており、一定の理解は得ている」(アコーディア)と自信を見せる。

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