偏差値30の学年ビリが、倍率約8倍の法科大学院に合格、日本最難関の司法試験に一発合格した勉強法をまとめた『ずるい暗記術』の図解版が登場。理解もいらない。ノートも使わない。時間が短いほど効果の表れる勉強法は、資格試験、英語、大学受験ほか、答えの存在するあらゆる試験で効果を発揮します。
今回は、「効率を求めた勉強法」をお伝えします。時間は有限ですから、やらないところをいかに決めるか、効率よく勉強するには欠かせないことです。

ランク分けの基準は「頻度」と「難易度」で決める

 過去問や問題集を繰り返し読むうち、よく出てくる問題とそうでない問題があることがわかってきます。

 時間をかけずに合格するためには、自分で問題をランク分けし、やらないところを決めてしまいましょう。

 まず、毎年のように出題される問題をA、2~3年に一度くらいの頻度の問題をB、めったに出ない問題はCと分類します。Cはやらなくてよいので、AかBかのランクを問題の横に直接書き込んでいきます。

 次に、「難易度」でのランク分けを加えていきます。超基礎の問題は「++」、基礎の問題は「+」、応用問題や自分が苦手な問題は「-」と、3段階に分けます。「-」はやらなくていい問題です。なぜなら、試験は基礎だけおさえておけば合格できるからです。苦手な問題も時間がかかり、精神的にも苦痛になってしまうので、無理に解く必要はありません。

テストの法則