黒田総裁黒田東彦総裁は、20年春より先でもかなり長い期間低金利を継続することを示唆 写真:つのだよしお/アフロ

日本銀行苦心のフォワードガイダンス(金融政策の先行き指針)の明確化は市場に全く響かなかった。日銀が政策決定会合で、超低金利政策を維持する期限の明示を決定した後の翌4月26日の為替市場、株式市場は、日銀の決定を無視したといっていいほどの無反応だった。2%の物価目標達成に向けた日銀の手詰まり感は強まる一方である。(ダイヤモンド編集部編集委員 竹田孝洋)

「少なくとも2020年春頃まで」
緩和維持のめどを「明確化」

 24、25日の政策決定会合で、日銀は現在の短期金利マイナス0.1%、長期金利(10年国債利回り)の誘導目標ゼロ%という超低金利政策を「当分の間、少なくとも2020年春頃まで」維持することを決定した。

 それまでは、期間については、「当分の間」とだけしていたのだが、時期をはっきりさせた。