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大工出身ならではの徹底した品質
ハウステックス社長 佐藤義明

週刊ダイヤモンド編集部
【第30回】 2008年5月2日
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ハウステックス社長 佐藤義明
ハウステックス社長 佐藤義明

 「いくら会社が大きくなろうが、われわれの基本は工務店であること。大工が徹底して、いい建物を造っていくことが基本だ」

 高級戸建て住宅を得意とするハウステックスの社長、佐藤義明のスタンスは首尾一貫している。戸建て住宅市場が飽和状態にあるなかで、同社は7期連続で増収を達成している。

 この秘訣を佐藤は「自社施工による施工品質の高さ、そして高い設計力にある」と解説する。膨大な作業量や、高いレベルの知識を必要とすることを考えれば、「建築好きの人間でないとやっていけない大変な業界だ」と苦笑いする。クレーム産業ともいわれる住宅業界にあっては、顧客に満足してもらうためにあらゆる努力が必要なのだ。

住宅はクルマより高額
傷一つあってはならぬが引き渡し時の合言葉

 同社がうたっている施工品質の高さは、佐藤が18歳から大工修業を始めたことにある。修業時代にはカンナがけやノミの使い方をゼロから覚えた。それだけに建築の品質、仕上げへのこだわりは飛び抜けている。

 顧客への引き渡し時の同社の合言葉は「住宅はクルマよりも高額の商品。傷一つない状態で引き渡すのが当然」である。ちょっとした壁紙のたわみ、小さなひび割れがあったとしても、工事業者にダメ出しをして再工事をさせる。

 ある顧客は「そこまで厳しくしなくてもと思うほど、細かい汚れにもダメ出しをしていた」とビックリする。こうしたこだわりが顧客満足度を高めてきた要因だろう。

 通常、顧客が工事の途中で立ち会う回数は2~3回だけ。だが同社の場合は地鎮祭、基礎工事完了時、上棟時、配線工事完了時、木工事完了時、竣工時と6回の立ち会いをお願いしている。

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