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「ロス婚」漂流記~なぜ結婚に夢も希望も持てないのか?

再会すると“胸キュン”は必ず“幻滅”に変わる?
人はなぜ「初恋の人」とゴールインできないのか

宮崎智之 [フリーライター]
【第33回】 2012年6月25日
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初恋相手との結婚率はわずか1.0%
「再会」さえ望まない人も多い現実

 皆さんは初恋の人を覚えているだろうか。誰にだって初恋の経験はあるだろうし、淡い思い出として心の中に閉まっている人も多いと思う。

 筆者の場合は、小学校のときに同級生を好きになったことが初恋だったが、残念ながら想いを伝えることもなく、いつの間にか疎遠になってしまった。当時は幼いながらも初恋の彼女との未来を夢想したものだが、彼女と結ばれることはなく、現在、彼女がどこにいて何をしているかも知らない。

 ライフネット生命保険の調査によると、初恋の相手と結婚・婚約した男女の割合は、わずか1.0%に過ぎないという。漫画やアニメなどで描かれる、幼なじみ同士の混じりけのない一途な恋愛に憧れる人はたくさんいると思うが、現実には幸せなゴールインを迎えるケースは少ないようだ。

 実際に、筆者の周辺で初恋の人と結婚した人を探してみたが、残念ながら一組も見つからなかった(もし、該当者がいたら、ぜひ取材したいので筆者のツイッターにご連絡いただきたい)。それどころか、意外だったのは、初恋の人に再会して幻滅してしまった経験を持つ人が想像以上に多いことだ。

 そのことは、データ上でも明らかになっている。ライフネット生命保険の調査によると、「初恋の人と再会したい」と思う人の割合は37.1%と、「再会したいと思わない」の57.3%を大幅に下回る結果になった。

 特に女性は62.0%が「再会したいと思わない」と思っているという。「男性の恋愛は別名保存で、女性の恋愛は上書き保存」という俗説は、ある程度正しいのかもしれない。

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宮崎智之 [フリーライター]

フリーライター。1982年3月生まれ。地域紙記者を経て、編集プロダクション「プレスラボ」に勤務後、独立。男女問題や社会問題、インターネット、カルチャーなどについて執筆。
ツイッターは@miyazakid
 

 


「ロス婚」漂流記~なぜ結婚に夢も希望も持てないのか?

日本は「結婚受難」の時代に突入した。街やオフィスには、「出会いがない」と焦る独身者や「結婚に疲れ果てた」と嘆く既婚者が溢れている。一昔前の日本人なら誰しも得られた「結婚」という当たり前の幸せを、得ることができない。夢や希望を失った「ロス婚」(ロスコン)な人々が増殖する背景には、いったい何があるのか? 婚活や結婚生活に悩みを抱える人々の姿を通じて、「日本人の結婚」をいま一度問い直してみよう。

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