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中谷彰宏の人生道場

前の人の話を踏まえて話す。

~ なぜあの人は人前で話すのがうまいのか No.009 ~

中谷彰宏 [作家]
【第9回】 2007年12月17日
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『中谷彰宏の人生道場』テーマ第1弾は、「話し方」です。自分の思ったことをわかりやすく伝えたり、相手を説得したりするためにはコツがあります。多数の講演をこなしてきた中谷彰宏が、自身の経験を活かし、「話し方」の極意を公開します。


前の人の話を踏まえて話す。


 ほかの人が発表している時も、ちゃんと聞いている人と聞いていない人とに分かれます。

 この人はどういう人なんだと聞くだけでなく、「このしゃべりはどこがうまいんだ。何が違うのだろう」「この人が失敗しているのはどこだろう。同じことを自分はやっていないだろうか」と振り返って考えることです。

 コミュニケーションは、発表の練習の場ではありません。自己紹介の強い手法の1つは、今しか言えないことを言うことです。セミナー受講者が25人なら、1人1分の発表をすると合計25分です。その全体の25分を使えばいいのです。

 前の人の話を踏まえて、それをうまくつないで自分のところに持っていきます。自分の持ち時間はたかだか1分でも、2番目の人は2分になります。全体の人の話をうまく踏まえることができれば、マックス25分自分が話したのと同じことが言えます。 前の人が筋振りをしてくれたのを、自分の話に効果的に生かせるのです。

 話のうまい人は、前の人の話を受けます。これは結婚式のスピーチとまったく同じです。用意していたスピーチの話を捨てて、前の人が何か言ったことを前提に一言、二言言って笑いをとり、「おめでとうございます」とさっと終われば30秒ですみます。

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中谷彰宏 [作家]

1959年4月14日、大阪府生まれ。早稲田大学第一文学部演劇科卒。博報堂で8年間CMプランナーの後、株式会社中谷彰宏事務所設立。ベストセラー「面接の達人」シリーズを含め、著書多数。中谷彰宏公式ホームページ
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