幻影は、果実の皮が剥け落ちるように、ひとつ、またひとつと崩れ落ちてゆく。そして、果実とは経験であり、その味は苦い――、ヘラール・ド・ネルヴィルの『火の娘たち』より。
 

 どうでもいいことだが、ネット上には『喫茶ポイズン』なるいかがわしい個人サイトがある。いかがわしい――、と訊いてアダルト系のそれを想像された方には申しわけないが、店主がたいへんいかがわしいのだ。私だから。

 しかし、たいへんいかがわしいくせに、そのサイトは、この権威ある『ダイヤモンド・オンライン』と“リンク”していて、末尾のURLをクリックすると『イケテルカノジョ養成講座ノ延長戦』というコンテンツに飛んでしまう。

 初めてイケテルカノジョを読んだ人が、何だこのクソ長いコラムは。とうんざりしているにもかかわらず、さらに“延長戦”と称して長いものを読まされるという仕組みだ。ご興味のない方はどーでもいいんですけどね。

 ところが、だ。

 歯を食いしばってその長いものを最後まで読んでくれた方には、ご褒美代わりの特典がついていて、“本編(ここ)”と“延長戦”に関する感想や意見、あるいは個々人の体験談などを“コメント”というかたちで投稿できるシステムも『喫茶ポイズン』には構築されていたりもする。

 そこで……、どこで、と訊くなよ。私がお訊きしたいのは、皆さんにもお好きな作家さんやライターさん等々がおられるとは思うのだが、皆さんはそういった方々とコミュニケーションを取ったことがあるだろうか――?

 あなたが何かを言い、それに対してモノ書きを生業としている方が、そーだねえ、それは、と応えてくれたり、世間話をしたことがあるか。ということです。