世界投資へのパスポート
【第220回】 2012年7月2日公開(2012年7月2日更新)
バックナンバー 著者・コラム紹介
広瀬 隆雄

欧州株式市場の出直りサイン出現!
1本で欧州市場全体を買えるETFで波に乗ろう!

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【今回のまとめ】
1.EU首脳会談は予想以上の成果を挙げた
2.先進国市場はチャート的に妙味
3.欧州株式市場全体に投資するETFに「VGK」という銘柄がある
4.英中銀、欧州中央銀行による一段の緩和を市場は織り込み済み

説得力十分の上昇サイン「フォロースルー・デー」とは?

 先週のEU首脳会談(6月28日~29日)で、欧州連合がスペインの銀行を直接救済することが決定しました。さらに、1200億ユーロの成長促進策も打ち出されました。

 このニュースを受けて、翌日の欧州ならびに米国株式市場は大幅高となっています。

 株価が底値で揉んだ後でハッキリと上放れる立会日のことを、アメリカのチャート分析では「フォロースルー・デー」と呼びます。先週はこのフォロースルー・デーが各国の主要株価指数で相次いで確認されました。

 まず米国のS&P500指数のチャートです。

 このチャートの難点は、金曜日の引けが1362.16と、その直前のザラバ高値1363.46にわずかですが及ばなかったということです。この水準をハッキリ上に超えることができれば、強気トレンドが確認されることになります。

 次にフランスの代表的株価指数であるCAC40指数です。

 こちらは最近のボックス圏をハッキリと脱出しており、極めて強い動きであると言えます。

 一方、ドイツのDAX指数は最近の高値、6427.49よりいまだ下の水準(6416.28)で引けています。

 次にスペインのIBEX35指数ですが、これまで上値抵抗線になっていた6900の水準を理想的なカタチで上放れています。

 さらにイタリアのMIB指数も最近の高値、13997.11を上回りました。

 さて、フォロースルー・デーが至現したので、それがすぐに長期上昇相場につながるかといえば、それは必ずしもそうならない場合も多いです。実際、過去2回のフォロースルー・デーは、いわゆる「だまし」に終わっています。

 しかし、フォロースルー・デーはそのシグナルが出た日の上げ幅が大きければ大きいほど信頼度が高いことが知られており、その点、先週金曜日の上昇は、値幅的にも出来高的にも説得力十分だったと言えます。

【2018年7月1日更新!】

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