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7月3日 11時34分
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フィスコ

注目銘柄ダイジェスト(前場):川崎汽船、ファーストリテ、メガバンクなど

川崎汽船<9107>:137円(前日比-20円)
急落で下落率トップ。同社は前日に公募増資の実施を発表、発行済み株式数の26%に
当たる最大2億株を発行、一昨年3月に続く公募増資の実施となる。将来的な財務体質
懸念の低下にはつながるが、あまりにも唐突な印象との見方が多く、環境の厳しさな
どが改めて意識される格好にもなり、ネガティブサプライズにつながっている。ま
た、投資有価証券評価損発生などで、通期最終損益は110億円から30億円に下方修正
している。なお、UBSやシティでは投資判断を格下げへ。

ファーストリテ<9983>:15430円(同-530円)
売り先行の展開。同社は前日に6月の月次動向を発表、既存店売上高は前年同月比
7.0%減となり、3ヶ月連続のマイナス成長に。低気温で夏物商材の販売が伸び悩んだ
もよう。4ヶ月連続で会社計画未達が続いているもようであり、今後の在庫処分増加
の可能性なども指摘されている。なお、シティでは投資評価「売り」を継続で、目標
株価を13500円から13000円に引き下げへ。

メガバンク
買い優勢の展開。大和が各社の投資判断を一斉に格上げ、評価材料につながってい
る。堅調な業績動向との対比でバリュエーション面での割安感は鮮明、中長期的に
も、欧州金融機関のバランスシート圧縮が続く中、海外展開加速による利益成長の期
待が強まるとみているようだ。各社ともに「2」から「1」に格上げ、目標株価は三菱
UFJ<8306>が480円、三井住友FG<8316>が3200円、みずほFG<8411>が160円としてい
る。

ルック<8029>:592円(同-74円)
大幅反落で下落率上位。前日に大量保有の変更報告書が提出されており、ルネッサン
ス・テクノロジーズの保有比率が7.78%から5.01%に低下している。特定資金の介入
観測など、需給思惑主導の展開となってきていただけに、早い段階から同社の大株主
に名を連ねていたルネッサンスの株式売却は、ネガティブな反応を強めさせやすいよ
うだ。なお、同様にルネッサンスが大株主とみられる高島<8007>は本日賑わう展開
に。

日東電工<6988>:3515円(同+130円)
しっかり。大和が同社の投資判断を「3」から「2」に格上げしている。液晶部材銘柄
から、「スマホ・タブレット関連の中核銘柄」への転換を想定としている。前第4半
期において、携帯・タブレットPC向けの売上高が液晶テレビやノートPC向けを上回っ
たと推測、今期は一段とその差が広がっていくとみているようだ。こうした成長製品
向けでは付加価値の上昇なども期待できると。なお、目標株価は従来の3600円から
4200円に引き上げ。

DCM<3050>:567円(同-26円)
大幅反落で下落率上位。同社は先週末に自己株式の取得実施を発表、昨日は買い優勢
の展開となったが、本日の自己株式立会外買付取引において、取得上限300万株を前
日終値593円で全て買い付けたと発表している。一株当たり株式価値の向上にはつな
がるものの、今後の需給妙味は一気に低下しており、昨日の上昇分がほぼ帳消しにな
る状況となっている。ちなみに、先週末に発表した第1四半期決算では、営業利益は2
割強の減益決算であった。

愛眼<9854>:328円(同+27円)
大幅高で上昇率上位。前日に発表している自己株式の取得実施が買い材料に。発行済
み株式数の3.05%に当たる60万株を上限としており、取得期間は本日3日から9月21日
まで。流動性が比較的乏しいため、需給インパクトは強まりやすいとの見方が先行
へ。

オプトエレクト<6664>:451円(同-54円)
大幅反落。今期売上高予想を94億円から90-94億円へ、営業利益予想を6.4億円から
5.8-6.3億円へとそれぞれ変更したことが嫌気されている。景気動向が不透明な中
で、レンジ形式により予想数値に幅を持たせることがより適切と判断したためだが、
下振れ懸念が先行する格好に。なお、同時に発表した上期営業利益は前年同期比87%
増の3.3億円となり、従来予想の3.6億円をやや下回る着地となっている。


メディシノバ<4875>:174円(同+37円)
急伸。喘息の急性発作を適応とする「MN-221」について、米国食品医薬品局(FD
A)との間で行われるエンド・オブ・フェーズ2ミーティングの日程が、10月22日に
決定したと発表したことが好感されている。喘息の急性発作、薬事関連、製造など各
分野における臨床的知識を有する数名の専門家が同社のチームに加わり、ミーティン
グに参加する予定と。

GCA<2174>:77000円(同+3600円)
買い先行。日本企業による海外企業のM&A(合併・買収)が拡大していると報じら
れたことが材料視されている。円高などを背景に、1-6月の件数は前年同期比15%増
の262件となり、1990年を上回って22年ぶりに過去最高となったようだ。M&A市場
の活況を背景に、同社や日本M&Aセンター<2127>などについては、M&A助言事業
の拡大に期待感が高まっている。

イーブック<3658>:2251円(同+96円)
7日続伸。同社のほか、スターティア<3393>やスマートブック<2330>など、電子書籍
関連の一角に物色の動きが見られている。楽天<4755>が、電子書籍端末「コボタッ
チ」を19日から発売すると発表したことが刺激材料となっているようだ。「コボタッ
チ」は約185グラムと小型軽量で、約1000冊を収めて持ち歩けるもようで、電子書籍
の普及加速に期待感が先行へ。

(フィスコ)


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