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7月10日 11時35分
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フィスコ

注目銘柄ダイジェスト(前場):ニコン、シャープ、SMSなど

ニコン<7731>:2355円(前日比-157円)
大幅下落で下落率上位。米インテルがASMLの株式10%を買収することで合意と伝わっ
ている。また、ASMLの研究・開発で約10億ドルを支援ともされているようだ。ASMLは
半導体製造装置の露光機大手で同社の競合企業である。同社は比較的インテル向けの
ウェイトが高いとされていたが、先行きへの懸念が強まる状況となっているようだ。


シャープ<6753>:365円(同-13円)
軟調。液晶カルテル訴訟で和解、158億円の和解金を支払うことで合意と伝わってい
る。依然として複数の訴訟を抱えているもようで、さらに和解金の支払いが膨らむ可
能性はあるとの見方から、事業環境が厳しさを増す中、さらなる損失の発生に対する
懸念が強まっている格好。会社側では、残っている訴訟の件数などは明らかにしてい
ない。

SMS<2175>:170900円(同+8800円)
上昇が目立つ。日本再生戦略原案が本日報じられており、2020年の目標として、医
療・介護・健康関連で284万人の新規雇用を目指すことなども伝わっている。同社は
介護や医療業界に特化した人材紹介や求人広告などを手掛けており、新規雇用者数の
拡大目標を受けて、メリット享受への期待感が高まる格好のようだ。

チャームケア<6062>:1310円(同+300円)
急伸でストップ高。日本再生戦略」において、医療や介護、健康関連分野で2020年ま
でに50兆円規模の市場を創設すると報じられており、同社は介護付有料老人ホームを
展開することから、介護関連の一角として関心が高まっているようだ。また、EAJ
<6063>が需給面主導により連日で上値追いとなっており、値動きの軽い直近IPO銘
柄として関心が高まる格好にも。

JX<5020>:401円(同+15円)
買い先行の展開。メリルリンチ(ML)では投資判断を「アンダーパフォーム」から
「買い」に、一気に2段階格上げしている。目標株価も450円から570円に引き上げ
へ。MLでは、PBRは上場以来の最低水準まで下落している一方、7-9月期は在庫の縮小
とともにマージンも改善に向かい、4-6月期で悪材料は出尽くすとの判断のようだ。


DOWA<5714>:504円(同+4円)
しっかり。商品市況の上昇を映して、非鉄金属株は総じてしっかりの展開になってい
る。米アルコアの決算が市場予想をやや上回ったことも買い安心感につながる状況の
ようだ。同社に関しては、モルガン・スタンレー(MS)が「オーバーウェイト」継続
で目標株価を650円にまで引き上げ、UBSでは、足元の業績は会社計画に対して超過ペ
ースと捉えている。

東ソー<4042>:212円(同+7円)
反発。爆発事故を起こした南陽事業所の第3プラントを8日に再稼働したと伝わってい
る。供給先の海外子会社では、ここまで高値の原料購入を余儀なくされていたが、再
稼働に伴う供給再開で年10-20億円のコスト悪化要因を解消できる見通しとされてい
る。前日には目立った材料もなく下げが目立っただけに、その反動も強まる形のよう
だ。

KYB<7242>:332円(同-8円)
売り先行の展開。クレディ・スイス(CS)では投資判断を「ニュートラル」から「ア
ンダーP」に格下げ、目標株価は300円を継続としている。今期の会社側業績予想は楽
観的過ぎ、通期予想は未達になる可能性が高いと考えているもよう。下半期からの需
要回復は期待しがたいとの見解のようだ。今期最終利益は、会社計画110億円に対し
て98億円を予想している。

創通<3711>:2096円(同+179円)
大幅続伸。今期営業利益見通しを22億円から27億円へと上方修正したことが好感され
ている。映画やテレビアニメのプロデュース作品数が計画を上回り、手数料収入が拡
大することが背景のようだ。また、今期末配当予想を30円から45円へと引き上げたこ
とも支援材料に。なお、同時に発表した9-5月期営業利益は前年同期比81%増の24億
円となり、事前の観測報道で伝わっていた20億円前後を上回る着地に。

アールテック<4573>:89500円(同+5600円)
大幅反発。スキャンポ社が、日本において慢性便秘症治療薬として「AMITIZAカプセ
ル(ルビプロストン)」の製造販売承認を取得したことが材料視されている。同社
は、スキャンポ社の日本における100%子会社であるスキャンポファーマ社との間で、
ルビプロストンの日本やアジアなどにおける独占的製造供給契約を締結している。な
お、業績に与える影響については判明次第、公表すると。

ローツェ<6323>:170円(同-38円)
下げ目立つ。第1四半期営業損益は3400万円の赤字、最終損益は8000万円の赤字とな
ったことが嫌気されている。会社計画の上期営業損益は3.0億円の黒字が見込まれて
おり、第1四半期の赤字決算にはネガティブなインパクトが強まる状況に。国内外の
主要取引先などにおける設備投資減少の影響を受けて、ウエハ搬送装置やガラス基板
搬送装置の受注、販売が減少したことが背景となっている。

ヴィレッジV<2769>:97500円(同-4200円)
売り優勢。前期経常利益予想を37.7億円から35.1億円へと下方修正し、従来予想から
一転して減益となったことが嫌気されている。経常減益は03年の上場以来、初めてと
なるもよう。客数の落ち込みや、積極出店による販管費の増加が重しとなったよう
だ。若年層中心の需要掘り起こしに頭打ち感が出始めたとも伝わり、先行き警戒感が
高まる格好に。

スカイマーク<9204>:482円(同+20円)
強い動き。直近では、ANA<9202>の大型増資による連想感が波及し大幅安となった
が、その反動から売られ過ぎ修正の動きとなっているようだ。本日は、同社が運航す
る旅客機で、操縦士の人為的ミスによる安全上のトラブルが2011年度に年間20件あ
り、前年度の5倍に急増していたとも報じられているが反応は限定的。なお、UBS
では運輸セクターの決算プレビューレポートの中で、同社の4-6月期営業利益を前年
同期比75%減の5億円前後と想定している。

(フィスコ)


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