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7月12日 11時35分
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フィスコ

注目銘柄ダイジェスト(前場):ベスト電器、シャープ、カカクコムなど

ベスト電器<8175>:177円(前日比+23円)
大幅高で上昇率2位。ヤマダ電機<9831>が第3者割当増資を引き受け、出資比率を50%
超に高める方針と伝わっている。現在、ヤマダ電機は7.5%を保有する第2位株主。両
社ともに、現段階で公表すべき事実は無いとしているが、再編が再度活発化する家電
量販店業界のなかにあり、同報道を織り込みに行く動きが先行する格好に。買収プレ
ミアムの付与は短期的に期待できないが、ヤマダ電機主導の業容再建・拡大期待が高
まる流れに。

シャープ<6753>:337円(同-19円)
連日の年初来安値を更新。ヤマダ電機<9831>のベスト電器<8175>買収報道が伝わって
いるが、こうした家電量販店業界の規模拡大を追求した再編の動きは、家電メーカー
にとって、価格交渉力の低下につながるとの見方からマイナス材料視されやすいよう
だ。昨日も中国メーカーの低価格テレビ投入報道などが伝わっているが、一段と製品
価格の下落プレッシャーが強まっていくとの警戒感が強まる形に。

カカクコム<2371>:2484円(同+26円)
買い先行の展開。モルガン・スタンレー(MS)ではインターネットセクターの投資判
断を「アトラクティブ」としてカバレッジを開始している。個別では4社の投資判断
を付与しており、楽天<4755>やサイバーエージェント<4751>とともに、同社も新規
「オーバーウェイト」の格付けとなっている。同社に関しては、安定的なEC事業と付
加価値情報ポータルの収益化による成長を評価、目標株価を2900円と設定しているよ
うだ。

ツガミ<6101>:505円(同+20円)
大幅反発で上昇率上位。前日には6月の工作機械受注が発表されている。前年同月比
15%減となり、32ヶ月ぶりの2ケタ減を余儀なくされる格好に。個別の状況も明らか
になっており、同社に関しては同49.7%増と大幅な増加に。他社と比較しての際立つ
伸びは最近継続している格好であるが、今回に関しては、先行きの受注減速懸念で一
時売り込まれた経緯もあるため、買い安心感につながる状況のようだ。

東宝<9602>:1462円(同+102円)
大幅高で上昇率上位。同社が昨日発表した第1四半期決算が好感材料になっている。
営業利益は前年同期比56.8%増益の89.8億円と大幅増益決算に。上半期は100億円で
同2.3%増益の見通しであり、進捗率の高さから上振れ期待などが高まる状況のよう
だ。映画事業の好調などが業績拡大の主因に。野村では目標株価を1760円から1830円
に引き上げ、今期営業利益は会社計画170億円に対して235億円と予想している。


野村総合研究所<4307>:1789円(同+36円)
しっかり。ゴールドマン・サックス(GS)では投資判断を「中立」から「買い」に格
上げ、目標株価を2100円から2250円に引き上げており、評価材料視される格好のよう
だ。野村HD<8604>向けビジネスの高水準推移を想定、つれて、高い利益率は継続する
との見方に変更のようだ。証券業界にとってITは必要投資で固定費的な要素が強く、
大型案件一巡後も売上の高水準継続が予想されると指摘している。

MDM<7600>:288円(同+50円)
急伸で上昇率トップ。前日には、米子会社製造の「骨接合材新製品」の薬事承認取得
を発表しており、手掛かり材料につながっていると見られる。今年の11月から順次販
売予定のようだ。業績インパクトは捉えにくいものの、こうした骨接合材の新製品発
表の度に、これまでも株価の反応が短期的に強まりやすかっただけに、短期資金の関
心が集まる状況のようだ。

旭硝子<5201>:484円(同-34円)
売り優勢で下落率上位。同社は前日に業績予想の下方修正を発表、上半期営業利益は
600億円から470億円に、通期では従来予想の1400億円から1000億円に下方修正してい
る。下振れ懸念はあったものの、通期のコンセンサス予想は1200億円程度であったと
みられ、想定以上の下方修正といった形に。欧州での板ガラス需要の減少、液晶ガラ
スの伸び悩みなどが背景と想定される。高い配当利回り水準は下支えとなっている
が、今後の減配懸念は拭い切れないとの見方も。

鐘崎<2912>:ストップ高買い気配
ストップ高買い気配。同社社長が設立した吉田フードプランニングが、MBOを実施
すると発表している。TOB価格は470円となり、期間は8月23日まで。震災の復興需
要が一巡した後に環境が厳しくなる可能性があり、経営の自由度を高めて機動的な対
応ができるようにする方針。なお、TOB成立後は上場廃止となる見通し。


レイ<4317>:206円(同+22円)
急伸となり、一時ストップ高まで。昨日発表した3-5月期営業利益が、前年同期比で
約4倍の3.5億円と大幅増益となったことが好感されている。会社計画の上期営業利益
は24%減益の1.8億円で、第1四半期時点で大幅に超過する形となっており、ポジティ
ブなインパクトが強まる格好に。足元では、広告ソリューション事業において、テレ
ビコマーシャル部門が受注案件の増加により好調に業績を伸ばしているようだ。


ダイヤモンドD<3073>:184600円(同-30900円)
下げ目立つ。昨日発表した3-5月期営業利益は1.8億円となり、前年同期の9300万円の
赤字から黒字転換となっている。ただし、上期営業利益は5.3億円が見込まれてお
り、進捗率の低さなどから失望感が強まる格好に。なお、セグメント別では、主力の
飲食事業の売上高が前年同期比20%増の46億円、営業利益が同2.3倍の4.1億円となっ
ている。

アイスタイル<3660>:769円(同+34円)
買い優勢。国内化粧品メーカーが中国に進出する際に必要な販売許可取得や、通関手
続きを代行するサービスを始めると報じられたことが材料視されている。中国の国家
当局と業務協力協定を結び、国内企業から当局への問い合わせ案件を手掛けると。な
お、明日のアクトコール<6064>の上場を控えて、直近IPO銘柄の一角として物色が
向かう格好にも。

楽天<4755>:800円(同+10円)
買い先行。モルガン・スタンレー(MS)がインターネットセクターのカバレッジを
「アトラクティブ」で開始し、同社については投資判断を「オーバーウエイト」、目
標株価を910円としたことが好感されている。日本で圧倒的ナンバーワンのイーコマ
ース(EC)ショッピングモールを運営しており、EC事業と決済金融サービスのシ
ナジーなどを背景にトップピックとコメント。また、サイバーエージェント<4751>に
ついても投資判断「オーバーウエイト」、目標株価25万円としている。

(フィスコ)


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