最新株式ニュース
7月13日 11時34分
フィスコ

注目銘柄ダイジェスト(前場):キヤノン、レナウン、アクトコールなど

キヤノン<7751>:2950円(前日比-55円)
軟調。メリルリンチ(ML)が同社の投資判断を「買い」から「中立」に格下げしてい
ることなどが嫌気されている。MLでは、LBPの販売台数低迷、コンパクトDCSの採算悪
化、円高進行によるコスト削減効果の限界などから、高い利益成長力に陰りが見えて
きたとの見方。円安を除く固有の株価上昇カタリストが今後の株価ドライバーとして
は必要と指摘。対ユーロでの円の先安感なども警戒視、本日はリコー<7752>やエプソ
ン<6724>などの下げも目立っている。

シャープ<6753>:338円(同+7円)
買い優勢の展開。堺工場の運営会社に対する鴻海からの出資が完了したと発表、過度
な不透明感の後退につながる状況のようだ。提携発表後も同社株の下落傾向が続き、
鴻海の出資に対する不透明感を強めさせる格好となっていた。本体への出資は同時に
は行われなかったものの、8月の初め頃をメドとした出資実現への確度も高まりつつ
あるようだ。

レナウン<3606>:135円(同+11円)
上昇率トップ。同社が前日に発表した第1四半期決算が好材料視されている。営業損
益は6.4億円の黒字で前年同期比54%の大幅増益、上半期予想は21.0億円の赤字であ
り、上振れ期待が高まる状況のようだ。業績の季節性は非常に強いものの、前年同期
比改善ペースは上半期計画と比べて早まる格好に。材料性の強さも妙味に、短期資金
の関心も高まりやすいようだ。

ツガミ<6101>:508円(同+9円)
買い先行。昨日12日は6月の月次受注動向が買い安心感を強めさせたが、本日13日は
上半期業績の上振れ観測報道が追加の支援材料となる形に。上半期営業利益は65億円
程度になり、期初予想の48億円を上回る見通しとされている。スマホ関連受注の急増
が背景に。足元の受注は減速傾向にあり、上半期を上方修正しても通期予想は据え置
く可能性があるなどとされているが、ひとまずは過度な警戒感の後退が強まる状況
に。

電通<4324>:2166円(同-140円)
売り優勢の展開。英広告大手のイージスグループを買収すると発表、TOBを実施して
年内にも完全子会社化する計画。買収額は約3955億円になる見通しであり、国内事業
会社によるM&Aでは今年最大規模のようだ。海外での成長に向けた積極策と評価の声
もあるが、シティでは、TOB価格は割高な印象としているほか、追加的な費用負担増
や人件費負担上昇の可能性などリスク要因を指摘している。なお、買収資金は手元資
金と金融機関からの借入で賄うもよう。

三協立山<3432>:132円(同+10円)
急伸。前日に5月期の本決算を発表している。営業利益は104億円で前期比31.5%増
益、従来予想の94億円を上回った。今期は90億円で同13.4%減と2ケタ減益の予想だ
が、大口案件の一巡などから反動減は想定線との見方に。四季報予想では82億円の予
想であった。なお、新中期計画では14.5期に130億円と大幅増益を見込んでいるもよ
うでもある。

鬼怒ゴム<5196>:484円(同+21円)
買い優勢の展開。モルガン・スタンレー(MS)が同社の投資判断を新規に「オーバー
ウェイト」、目標株価を750円に設定している。今年度は一部の受注減などで国内収
益が落ち込むものの、ここまでの株価調整で織り込み済み。来年度は2ケタ増益回帰
が見込まれ、中期的にも、ゴム加工技術や日産外の拡販進展などを背景に、10%超の
営業利益率は持続可能と判断しているようだ。PERは魅力的な水準にまで調整、エン
トリーのタイミングに来ているとの評価。

津田駒工業<6217>:140円(同-1円)
さえない。同社は昨日12日、上半期の決算を発表している。赤字幅は従来予想を上回
り、通期予想も下方修正、営業利益は7億円から4.5億円に減額している。欧州の景気
後退による中国製製品の輸出減少などから、下半期の業績回復は想定よりも緩慢にな
るとしているようだ。第1四半期決算発表時に続く下方修正となる格好に。


メディア<3815>:52400円(同-3600円)
下げ目立つ。9-5月期営業利益は前年同期比17%減の4.3億円で着地し、減益となった
ことが嫌気されている。通期営業利益は16%増益の7.2億円が見込まれているが、第3
四半期までの進捗率は約60%に留まり、未達懸念も強まる状況に。なお、主力のコン
テンツ事業の売上高は前年同期比15%増の17.8億円、営業利益は同3%減の7.4億円と
なっている。

ディップ<2379>:28200円(同-2300円)
大幅続落。昨日発表した3-5月期営業損益は2.1億円の赤字、最終損益は1.3億円の赤
字となったことが悪材料視されている。会社計画の上期営業損益予想は5000万円の黒
字となっており、低調な内容と受け止められる格好に。なお、足元では営業力強化に
伴い人件費が増加しているほか、主要サイトにおける認知促進のため広告宣伝費が増
加していることが損益面の重しとなっているようだ。

インターアク<7725>:38000円(同-2750円)
さえない。昨日、本決算を発表し、今期営業利益は前期比14%減の3.4億円、最終利
益は同13%減の3.5億円と減益見通しとなった。四季報予想の今期営業利益は3.7億円
が見込まれており、想定以下の内容と捉えられているようだ。なお、前期営業利益は
4.0億円となり、従来予想であった3.3億円を大きく上回る着地に。

ジェイアイエヌ<3046>:1567円(同-55円)
売り先行。昨日発表した9-5月期営業利益は15.9億円で着地。前年同期との比較はで
きないものの、既存店売上高の好調を背景とした業績拡大が継続している。ただし、
足元における既存店売上高の大幅な伸びによって通期計画の上方修正に期待感が高ま
っていたとみられ、通期計画の据え置きに失望感が先行する格好に。なお、大和で
は、通期計画の上振れを予想も、足元ではコストが先行局面にあるほか借り入れが増
加していることを考慮すると割安感は乏しいとコメント。

EAJ<6063>:3525円(同+325円)
大幅反発。本日、マザーズ市場に上場したアクトコール<6064>が、IPO人気の高ま
りを背景に買い気配からのスタートとなっており、直近IPO銘柄にも物色が波及す
る展開となっている。同社のほか、エイチーム<3662>などの直近IPO銘柄もしっか
り。なお、24日には人気化が必至とみられるエニグモ<3665>の上場を控えており、直
近IPO銘柄には物色が向かいやすい地合いが続くとみられることも支援材料に。


アクトコール<6064>:2481円
本日マザーズ市場に新規上場し、初値は公開価格の1700円を約47%上回る2500円とな
った。水廻りや鍵などの日常生活におけるトラブル全般を解決するサービスを展開す
る。6月末に上場したモブキャスト<3664>の初値は公開価格の約2.9倍と人気化となっ
たほか、EAJ<6063>は初値から一時、約3倍まで急騰となるなど、足元におけるI
PO人気の高まりが支援材料となったようだ。なお、初値の過熱感も意識され、初値
形成後は強弱感が対立しもみあい推移に。


(フィスコ)


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