株式レポート
7月13日 15時19分
マネックス証券

半導体製造装置関連に売り材料が続出 - 「投資のヒント」金山敏之が振り返る 今週の個別銘柄

今週は半導体製造装置関連に売りが目立ちました。週明け9日には週末に2012年4-6月期の半導体や液晶製造装置の受注高の速報値が790億円と1-3月期に比べ28%も減少したと発表した東京エレクトロン(8035)が大きく下げました。4月時点では1-3月期並みの1000億円程度とみていただけに予想を大幅に下回る結果に売りが嵩みました。東京エレクトロンが売り気配でのスタートとなり結局6%安と大きく下げるなか、他の製造装置メーカーへも売りが波及しアドバンテスト(6857)や大日本スクリーン製造(7735)なども大幅下落となりました。

また、10日(火)には半導体製造装置の露光装置(半導体回路を基板に焼き付けるための装置)で世界第2位のニコン(7731)が急落しました。半導体世界最大手の米インテルが9日にオランダの露光装置最大手のASMLの株式を最大15%取得することで合意し、次世代の露光装置であるEUV(極紫外線)を利用した装置やシリコンウエハーの大口径化に対応した装置の開発を進めると発表したことから、大口顧客のひとつとみられるインテル向けの取引が今後減少するのではとの懸念が高まりました。このため先週は堅調さが目立っていたニコンですが、結局先週の上げを1日で吐き出す格好となりました。

さらに11日(水)にも半導体製造装置関連に軟調なものが目立ちました。10日に半導体製造装置大手の米アプライドマテリアルズがファウンドリーを中心とした顧客の設備投資の抑制などにより2012年10月期の売上高と利益が従来の予想水準を下回りそうだと発表し、2012年の半導体の設備投資需要も320億-350億ドルから300億-330億ドルへと下方修正しました。特に年初来安値近辺まで下げていた東京エレクトロンや大日本スクリーン製造に比べて下値余地のあるテスター大手のアドバンテストの下げが目立ちました。


【各銘柄の7月13日終値】終値のカッコ内は単元株数


東京エレクトロン(8035)   3,470円 (100株)

アドバンテスト(6857)    1,084円 (100株)

大日本スクリーン製造(7735) 509円 (1,000株)

ニコン(7731)        2,302円 (100株)




(シニア・マーケットアナリスト 金山 敏之)

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(マネックス証券)


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