東大No.1頭脳が教える 頭を鍛える5つの習慣写真はイメージです Photo:PIXTA

東大クイズ王として、バラエティ番組への出演も多い東大医学部6年生の水上颯氏が、初の著書『東大No.1頭脳が教える 頭を鍛える5つの習慣』を出版した。同書の中から、独自の勉強法や記憶力の鍛え方を紹介してきた本連載も最終回。今回は、水上氏ならではの、知力を鍛える読書法について語っていただく。膨大な知識量を誇るはずのクイズ王としては意外だが、水上氏は読んだ本の内容は忘れてしまっても気にしないという。

本の内容を忘れるのは
困ったことではない

「せっかく読んだのに、中身を思い出せないことがあって残念」

 このように、読書好きの中には、本の内容を「覚えておく」ことを重視する人もいます。

 でも、記憶には限界がありますから、僕は「忘れてOK」と考えています。実際に読んだ本のことはかなり忘れてしまいますが、それを困ったことだとは思いません。

 新しい情報や知識を得るだけではなく、自分が何を思ったか、どういう考え方をしたのかというのも重要だからです。

 いわゆる簡略本に飛びついてしまうのは、「情報・知識を得よう」という意識が強すぎるのかもしれません。