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新メニューからシェフの引っ越し情報まで!
通好みのレストラン情報サイト「グラブストリート」

瀧口範子 [ジャーナリスト]
【第206回】 2012年7月25日
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 ニューヨーク、ボストン、フィラデルフィア、シカゴ、サンフランシスコ、ロサンゼルス。

 これらは今、レストラン事情が大変に向上しているアメリカの都市である。フィラデルフィアを除けば日本でもよく知られているところばかりだが、各都市の最近のレストラン事情はレベルがさらに上がっている。ただ高くてゴージャスなだけでなく、小さくてもユニークで、若いシェフが実験的な料理を出していたりするようなレストランが多くなっているのだ。また、フィラデルフィアでは多くの優秀なシェフが腕を振るっていて、ここ数年、食の新メッカとなっている。

 そうした都市のレストランや食事情を伝えるのが、「Grub Street(グラブストリート)」というサイトである。各都市版があり、上記に挙げた都市のローカルサイトが設けられている。

 ちなみにサンフランシスコ版のグラブストリートをちょっと覗いてみよう。

よくあるレストラン情報とはわけが違う!
食業界の内輪っぽい話題も満載

 中心になっているのは、レストランやシェフらに関する話題だ。サンタローザ(ロサンゼルス近郊のワイン地域)のシェフが、もっと健康志向のレストランに変えるために、現在のレストランをいったん閉じるといったニュースや、サンフランシスコ市内のホットなレストラン激戦区ミッションのレストランの評価、またサンフランシスコ湾岸地域の小規模なエスニックレストランが、街中に店を出すといった話題、ローカルなコーヒーショップチェーンのピーツが買収されたといったニュースだ。

 その他にも、レストランの開店、閉店情報や、注目レストランの新メニューが見られたりもする。もちろん、ベスト・レストランやベスト・ハンバーガーが食べられる店などのランキングもある。

 これがニューヨーク版になると、やはり激戦区のブルックリンのレストラン事情から、有名シェフによるレシピ、ベーグル・ショップの動向などが載っている。ロサンゼルス版では、なぜかラーメン店の話題が多い。シカゴ版には、キューブ型のアイスを出すフードトラックのニュースがあり、ボストン版では、有名な中国系の女性シェフがシカゴへ引っ越すという話が載っている。

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瀧口範子 [ジャーナリスト]

シリコンバレー在住。著書に『行動主義: レム・コールハース ドキュメント』『にほんの建築家: 伊東豊雄観察記』(共にTOTO出版)。7月に『なぜシリコンバレーではゴミを分別しないのか?世界一IQが高い町の「壁なし」思考習慣』(プレジデント)を刊行。


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