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7月26日 11時35分
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フィスコ

注目銘柄ダイジェスト(前場):キヤノン、オリンパス、TDKなど

キヤノン<7751>:2432円(前日比-246円)
急落で年初来安値を更新。昨日発表した上半期の決算が売り材料視される展開に。営
業利益実績は前年同期比8.9%増の1752億円にとどまり、市場コンセンサスを100億円
程度下回ったとみられる。また、通期予想は4500億円から3900億円に下方修正、こち
らも従来計画に若干の未達とされていた市場想定を下回る内容に。LBPの下振れなど
がコンセンサス比での下振れの要因と捉える向きが多いようだ。一方、高利回り水準
は下支えになり、下値余地は限定的との見方も。

オリンパス<7733>:1395円(同+118円)
大幅高で上昇率上位。テルモ<4543>が経営統合の提案を発表している。財務基盤の拡
充に向けた動きの中では、ソニー<6758>からの出資受け入れが優位と見られてきた
が、テルモでは統合の提案による巻き返しを図るようだ。提携申し入れ先企業の増加
は、既存株主にとっての優位性につながるとの見方が、ストレートに株高に反応する
格好へ。一方のテルモも買いが先行する格好に。

TDK<6762>:2804円(同+66円)
しっかり。外部環境の落ち着きを受けて、ハイテク株の一角には買い戻しが優勢の展
開にもなっている。とりわけ、同社などHDD関連には、米ウエスタンデジタルの時間
外取引急伸も支援材料につながる形。第4四半期の実績売上高やEPS(1株利益)は市
場コンセンサスを大幅に上振れ、第1四半期見通しも市場予想を上回るレンジとな
る。時間外取引では一時約2割の上昇となっているようだ。

日立建機<6305>:1323円(同+60円)
買い優勢の展開。同社は前日に第1四半期の決算を発表している。営業利益は132億円
で前年同期比61.5%増益、通期予想は従来の780億円から720億円に下方修正してい
る。実績値は先の観測報道で伝わった水準100億円を上回るものであり、今期予想に
関しても市場予想の700億円レベルは上回っている。警戒感が強かっただけに、目先
の悪材料出尽くし感にもつながる格好のようだ。

ファナック<6954>:12610円(同+570円)
買い優勢の展開。同社は前日に第1四半期の決算を発表している。営業利益は541億円
で前年同期比1.6%減益、上半期業績は従来予想を据え置いている。また、注目度の
高い受注高は前年同期比12%減の1356億円、決算数値、受注高ともに市場コンセンサ
スの範囲内となっている。インパクトは限定的と捉えられるものの、外部環境の悪化
やアップルの失望決算などから、足元で警戒感が強まる格好となっていたもよう。厳
しい環境の中、前四半期比では3%増を確保した受注状況などを見直す動きが先行
へ。

グリー<3632>:1254円(同-18円)
売り先行の展開。米ソーシャルゲーム大手のジンガが時間外取引で4割強の下落と急
落、SNS関連の一角として連れ安する展開になっている。ジンガはフェイスブックへ
のゲーム供給最大手とされており、本日のフェイスブック決算への警戒感にもつなが
る。なお、ジンガの決算は、実績EPS(1株利益)は1セントでコンセンサス6セントを
下振れ、通期見通しは従来の23-29セントから4-9セントへ引き下げ。

日本電気硝子<5214>:375円(同-18円)
大幅安で連日の年初来安値更新。同社は前日に第1四半期の決算を発表、営業利益は
77.9億円で前年同期比72%減益になった。事前見通しの60億円は上振れる着地になっ
ている。一方、上半期の予想レンジは125-175億円としており、レンジ中間値ならば
7-9月期は前四半期比で微減益の見通しとなり、ネガティブ材料と捉えられている。
米コーニングも決算を発表して株価が大幅安となっており、保守的との見方にもつな
げにくいようだ。

小糸製作所<7276>:910円(同-69円)
下げが目立ち、下落率上位となっている。昨日発表している第1四半期の決算内容が
ネガティブ視される格好に。営業利益は80.9億円、90億円程度であった市場予想を下
回る着地に。また、通期予想は従来の400億円から395億円に下方修正している。通期
予想も会社計画比上振れの見方が多かっただけに、下方修正にはインパクトもあるよ
うだ。北米や中国における収益の下振れが背景とみられている。

サイオス<3744>:25430円(同-4360円)
大幅続落。今期の営業損益見通しについて、上期を1.4億円の赤字から損益トントン
へ、通期を2000万円の黒字から5000万円の黒字へと上方修正している。足元では、
「LifeKeeper」やクラウドコンピューティングを活用したシステム導入支援が堅調に
推移していることが背景。ただし、4月に発表した第1四半期決算が堅調な内容となっ
たことを受けて、今期業績の上振れ期待は高かったとみられ、出尽くし感が先行へ。


アストマックス<8734>:32150円(同+2100円)
買い先行。再生可能エネルギー事業への参入を発表したことが買い材料視されてい
る。太陽光発電事業や小水力発電事業を投資対象とし、総投資額は4億円以内、総事
業費は25億円以内。また、最大2メガワット程度の大規模太陽光発電所を国内4ヵ所程
度に整備し、総発電量8メガワット程度の発電能力設定を計画しており関心が高まる
格好に。

ワイヤレスG<9419>:2946円(同+196円)
大幅続伸となり、連日で上場来高値を更新。現時点で、売買代金はマザーズ市場にお
いてトップとなっている。IPO市場の回復を追い風に直近IPO銘柄への物色意欲
は旺盛であるほか、連日の高値更新によって資金回転も利いているとみられ、需給面
主導での上値が継続する状況に。なお、マザーズ市場ではアクトコール<6064>が大幅
続伸となっているほか、エニグモ<3665>も売り一巡後は下げ渋る場面も。


ミクシィ<2121>:108600円(同-1200円)
連日で上場来安値を更新。ソーシャルゲーム大手の米ジンガが決算発表を受けて時間
外で約40%の急落となっており、SNS関連の心理的な重しとなっている。東証1部
市場ではグリー<3632>やDeNA<2432>などが大幅安、新興市場でも同社のほか、サ
イバーエージ<4751>やモブキャスト<3664>などのSNS関連が売り先行のスタート
に。また、同社については第1四半期決算に対する期待感も高まりづらく、下値模索
の展開が継続する格好に。

(フィスコ)


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