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7月30日 16時59分
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富士通や東北電力など

<6702>  富士通  295  -42
下落率2位。先週末に発表した4-6月期決算では、営業損益は250億円の赤字、前年同
期比79億円の赤字幅拡大となっている。もともと、4-6月期の収益水準は低く、実績
も会社計画は上回ったもようだが、前年同期には震災の影響もあっただけに、大幅な
赤字幅拡大の水準は市場コンセンサスに未達であったもよう。モルガン・スタンレー
(MS)では、第2四半期以降の業績悪化懸念も反映として、投資判断を「イコールウ
ェイト」に格下げへ。また、足元では業績悪化のハイテク株に対して売り圧力が強ま
っているが、こうした流れも波及する格好に。株価は1978年以来の300円割れ。
<4902>  コニカミノルタ  550  +30
買い優勢。先週末に発表した第1四半期決算がポジティブなインパクトにも。4-6月期
営業利益は63.4億円で前年同期比94%増益、市場コンセンサス60億円弱の水準をやや
上回る着地となっている。事務機器業界ではここまで厳しい決算発表が多く、海外で
はゼロックスやレックスマークなどが決算発表後に急落、国内ではキヤノン<7751>も
一時大幅安の展開になっていた。対ユーロでの円高傾向も含めて、同社に関しても警
戒感が強まっていたもようだ。

<9506>  東北電力  474  -70
下げがきつい。先週末に決算を発表、4-6月期経常損益は128億円の赤字、コスト削減
進展などで前年同期比では63億円の改善であるが、引き続き厳しい環境が続く格好に
なっている。実績値にサプライズはないものの、通期予想や配当金は未定としてお
り、依然として先行きの不透明感が拭えない状況に。他の電力株も連れ安する展開。

<6301>  コマツ  1731  -32
売り先行。先週末の報道では、4-6月期営業利益は前年同期比2割前後下落の560億円
前後になったもようとの観測報道が伝わっている。通期営業利益も従来の3150億円か
ら2800億円前後にまで下振れる見通しと。4-6月期、通期見通しともに市場コンセン
サスを下回っているほか、先に第決算を発表した日立建機<6305>との比較感からも、
ネガティブなインパクトが先行する形に。なお、決算発表は明日31日を予定してい
る。

<6794>  フォスター電機  1194  +121
上昇率3位。先週末に第1四半期決算、並びに、業績修正を発表している。営業利益は
上半期が20億円から13億円に減額修正、一方、通期では60億円から62億円に増額修正
している。主要ユーザーの新機種向け売上高のずれ込みなどが業績修正の主因。為替
前提の円高修正にも関わらず、通期予想を上方修正していることで、会社側の業績に
対する自信の表れとも受け止められる格好に。

<4901>  富士フイルム  1388  +81
上げ目立つ。先週末に発表した決算内容が買い安心感を強めさせる格好に。営業利益
は209億円で前年同期比28%減益となったが、190億円程度とみられる市場コンセンサ
スは上回る着地になっている。また、野村では、決算説明会において、自社株買いの
可能性が高まってきたことは好印象としている。

<6796>  クラリオン  147  -14
急落。先週末に第1四半期の決算を発表しているが、ネガティブ材料として捉えられ
ているようだ。営業利益実績は13.4億円、前年同期比で大幅増益となったが、市場コ
ンセンサス20億円強のレベルは下回り、通期計画に対する進捗率も15%にとどまって
いる。市販ナビ市場の低調などは今後も懸念材料との見方があるようだ。

<5812>  日立電線  139  -14
急落で下落率上位。先週末に発表した決算がネガティブサプライズにつながってい
る。4-6月期営業損益は1.7億円の赤字、通期営業益も120億円から70億円に下方修正
している。エレクトロニクス関連製品の販売低迷に加え、鉄道車両向け電線などの需
要立ち上がりも遅れているもよう。銅価格の低迷に伴う銅差損の発生も大きく影響
へ。固定費削減効果以上の事業環境悪化に失望売りへ。

<6621>  高岳製作所  147  +7
しっかり。高速道路各社は、2020年までに全国の高速道路の約100箇所に充電器を置
く計画であると報じられている。急速充電器を手掛ける同社などには、ビジネスチャ
ンスの拡大につながっていくとの見方。なお、こうした利用環境の整備は電気自動車
の普及拡大につながり、それが充電器の更なる需要拡大にもつながっていくとみられ
ている。

<4307>  野村総合研究所(NRI)  1683  -123
下げが目立つ。第1四半期営業利益は82.5億円、前年同期比5%減益となった。市場コ
ンセンサスは2ケタ増益であったため、減益決算にはネガティブなインパクトが強ま
る格好のようだ。保険業界向けの大型案件で追加コストなどが発生、想定比下振れの
主因となっている。一過性の要因とはみられるものの、今期業績の下振れリスクの高
まりなどが嫌気売りを誘う形になっている。

<9107>  川崎汽船  112  +2
しっかり。本日30日は海運大手各社の業績観測報道が伝わっている。同社の4-6月期
営業損益は20億円程度の黒字となり、四半期ベースで6期ぶりの黒字になったもよう
とされている。10億円前後の赤字が残るとの見方がコンセンサスであったほか、7月
初めに発表した上半期の予想が20億円であるため、上振れ期待なども高まる展開のよ
うだ。同様に経常損益が黒字転換と伝わった日本郵船<9101>も買い優勢。

<7011>  三菱重工  304  +3
クレディ・スイス(CS)では投資判断を新規に「アウトパフォーム」、目標株価を
390円と設定している。従来にも増して利益成長とROE改善を意識し始めているこ
と、円高に強い収益体質構築で今・来期ともに2ケタ増益が可能とみられること、相
関が強いGEやボーイングに対して出遅れ感が強いことなどを高評価の背景としてい
るようだ。

<4043>  トクヤマ  176  +1
切り返す。場中に業績予想の下方修正を発表、営業利益は上半期が50億円から35億円
に、通期が120億円から100億円に減額修正。太陽電池価格の下落などに伴う多結晶シ
リコンの販売数量減少、販売価格の下落などが背景となっている。ただ、もともと業
績下振れ懸念は強く、目先のアク抜け感にもつながる形のようだ。とりわけ、同社は
日経平均の定期銘柄入れ替えに伴う新規採用候補とも位置づけられており、決算発表
後の押し目買いに注目する向きも多かったと見られる。

<5401>  新日鉄  153  -7
決算発表後は下げ幅を広げる。4-6月期経常利益は92.8億円、前年同期比83.7%減に
とどまったほか、今上半期予想は100億円、同89.4%減の見通しとしている。実績値
に関しては、先の観測報道どおりの内容であるほか、上半期見通しの減益率はJFE
HD<5411>と同水準で、決算数値にはインパクトはないとみられる。ただ、住金
<5405>との経営統合を控えて通期予想の発表が無い分、通期大幅増益見通しがインパ
クトとなったJFEHDとの比較で株価のポジティブ反応は乏しくなっている。

(フィスコ)


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