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7月31日 11時35分
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注目銘柄ダイジェスト(前場):キヤノン、東京エレク、中部電力など

キヤノン<7751>:2612円(前日比+108円)
買い先行の展開。同社は前日に自社株買いの実施を発表、発行済み株式数の1.8%に
当たる2100万株を上限としている。取得期間は本日31日から9月10日までとしている
が、比較的、短期間で取得する傾向が強く、短期的な需給改善への期待が高まる格好
に。通期予想の下方修正発表をきっかけに、株価は足元で急落しており、売り方の買
い戻しを誘うといった見方にも。

東京エレクトロン<8035>:3635円(同+80円)
切り返す。前日に発表した4-6月期営業利益は前年同期比60%減と大幅減益、通期予
想を従来の470億円から200億円に下方修正している。市場予想をやや下回る水準まで
下方修正、年間配当金見通しも80円から51円に引き下げている。一方、7-9月期の半
導体受注見通しは760-1000億円、4-6月期760億円が底との認識を示している。当面の
悪材料は出尽くしたとの見方から売り一巡後は切り返す展開に。

中部電力<9502>:832円(同-57円)
下げが目立つ。同社は前日に第1四半期決算を発表、経常損益は97億円の赤字となっ
たが、市場予想との比較では、やや赤字幅は限定的であったとみられている。ただ、
60円としていた通期配当計画を白紙化しており、各社が配当金を未定としていた中、
配当予想を提示していたことがここまで相対的に株価の値持ちを良くさせていた面も
あり、ネガティブサプライズにつながっているもよう。

フジクラ<5803>:237円(同+20円)
急伸で上昇率上位。同社は前日、第1四半期決算と同時に自社株買いの実施を発表し
ており、買い材料視される展開のようだ。発行済み株式数の2.77%に当たる1000万株
を取得上限としており、本日31日から12月21日までを取得期間としている。需給の改
善期待を高める動きが優勢のようだ。また、第1四半期営業利益は32.3億円で前年同
期比7%減益、上半期計画である50億円、同21%減益に対する進捗率は65%程度に達
してもいる。

関電工<1942>:368円(同+19円)
急伸で上昇率上位。昨日30日の決算発表銘柄の中では、ポジティブなインパクトが強
かったとみられる銘柄。第1四半期営業利益は27.6億円で前年同期比5.8倍と急拡大、
通期予想61.0億円、前期比24%減益に対する進捗率は45%に達している。好業績の確
認により、過度な電力業界向け需要の減少懸念などは後退する格好にも。


日本ガイシ<5333>:893円(同+44円)
しっかり。同社は前日に第1四半期の決算を発表、営業利益は74.2億円で前年同期比
13%の減益となったが、市場コンセンサスは55億円程度であったため、想定以上に底
堅い決算内容と捉えられている。会社側の上半期計画110億円に対しても、進捗率は
67%に達している。なお、自動車用セラミックス販売などが上振れとみられている。


スタートトゥデイ<3092>:1046円(同+45円)
強い動き。同社は前日に第1四半期の決算を発表、営業利益は16.3億円、前年同期比
5.1%減と減益決算になったものの、月次動向の伸び悩みから、減益リスクは織り込
まれていた印象、短期的なアク抜け感など先行する形になっている。いちよしではレ
ーティングを「B」から「A」に格上げ、フェアバリューは1400円としている。第1四
半期は会社想定並みの水準で着地、株価は十分に調整してフェアバリューに対して割
安になったと指摘しているようだ。

アサヒHD<5857>:1354円(同-230円)
急落で下落率トップ。同社は昨日30日に第1四半期決算を発表、営業利益は12億円で
前年同期比63%減益となり、通期予想を従来の90億円から51億円にまで下方修正して
いる。貴金属リサイクル事業の金属回収量の下振れ、金属の平均販売単価の下振れ見
通しなどが業績下方修正の背景に。ちなみに、前日にはゴールドマン・サックス
(GS)が投資判断を「買い」のコンビクションから「中立」に格下げしていた。


ベクトル<6058>:1035円(同+150円)
ストップ高。今期最終利益は前期比3割増の4億円程度となり、従来予想を1億円弱上
回る見通しと報じられたことが好感されている。主力の国内PR事業は、フェイスブ
ック向けなどインターネット関連の受注が急増していると。また、未定としていた配
当は年間10円とするとも伝わっており、株主還元策の実施観測が前向きに評価されて
いる。

エスクリ<2196>:1730円(同+67円)
買い優勢。いちよしが株価水準の下落を背景に、投資判断を「B」から「A」へと引
き上げたことが材料視されている。4-6月期営業損益は800万円の赤字に留まり、いち
よし予想であった2.2億円の赤字を上回る強い数字で着地。同社11番目の営業所とし
て「表参道事業所」がオープンしたが、順調に受注を獲得しているもようとコメント
している。なお、フェアバリューについては2500円を継続へ。

テラ<2191>:368円(同+24円)
強い動き。上期営業利益見通しを3100万円から1.6億円へ、通期見通しを7000万円か
ら1.1億円へとそれぞれ上方修正したことが好感されている。上期は細胞治療支援事
業が順調に推移したことを背景に、売上高見通しも7.4億円から8.1億円に上振れ。通
期については、販売費や一般管理費などが減少することが利益面の押し上げ要因とな
るようだ。

ドリコム<3793>:60600円(同-2600円)
下げ目立つ。上期営業利益見通しを8億円から3億円へ、通期見通しを20億円から14億
円へとそれぞれ大幅に下方修正したことが嫌気されている。ソーシャルゲーム事業に
おいて、新作ゲームの開発を優先したほか、スマートフォンへの移行に伴うゲーム離
れが重なり、「陰陽師」など既存タイトルの売り上げが想定を下回ることが背景。上
期については増益から一転し、47%の大幅減益見通しとなりネガティブなインパクト
が強まる格好に。

サイバーエージェント<4751>:156500円(同+3600円)
堅調。第3四半期決算を受けて直近2日間の下落率は30%超に達するなど、短期的な売
られ過ぎ感が意識されている。決算発表後はアナリストからの評価引き下げが目立っ
ているが、三菱UFJでは投資判断「アウトパフォーム」を継続し、目標株価を33万
3000円から23万5000円へと引き下げへ。

(フィスコ)


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