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コミュニケーション力と
社会常識を身に付ける

 「就職活動では、自分で考え、自分でチャンスをつくって結果を出していく学生が成功するといえます」と長井社長。一方、初めてのステージに戸惑うばかりに、高校生の受験勉強のように、マニュアルに沿って安易に行動してしまう学生も多い。これでは、就職活動で結果を残すことは難しい。

 「一人前の社会人になるには大きなステップを乗り越えなければならず、従来は企業の新人研修などがギャップを埋める機会となっていました。ところが今は、学生個人がやり遂げなければなりません」(長井社長)。キャリア教育による大学のサポートが求められるのは、このためでもある。

 そこで、長井社長が注目するのが英国の大学だ。「学校教育と企業が緊密に連携し、例えば地域の課題を調査してニーズを洗い出した結果を授業に生かすといったことが、当たり前に行われています」。

 もちろん、日本の大学の取り組みも多彩だ。キャリア開発プログラムを正課のカリキュラムに組み込み、社会ニーズやビジネス実務を意識した授業を開講するケースもある。また、グローバル化への対応として、留学制度を充実させ、語学以外の授業も英語で行う大学も増えつつある。学校と社会のギャップを埋めるため、学生が主体的に参加する産学共同事業の推進や実務家教員の積極的な登用も行われている。

 就職課やキャリアセンターと教員との協力体制が整う大学が増えたことも見逃せない。学生たちのキャリアをサポートする機運が全学で高まってこそ、卒業後の進路を意識した教育・研究を実践できるからだ。

 「大学が提供するカリキュラムやプログラムをただ受け身で受講するのではなく、社会に羽ばたくための準備として意識することが大切です」と、長井社長はアドバイスする。社会人を含めてさまざまな人と出会い、話をする中で、社会常識を備え、コミュニケーションの力を磨く。そうした目的を持って学生生活を送ることが、より大きな成長につながるという。

 「従来の常識にとらわれず、学生が関心と意欲を持って参加できる、実効性の高いカリキュラムを提供する大学を選びたいものです」。

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