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トラブル多発した電子書籍端末
コボタッチに対する楽天の言い分

週刊ダイヤモンド編集部
2012年8月3日
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 楽天が7月19日に発売した電子書籍端末「コボタッチ」の売れ行きが好調だ。

 7980円という安さもあり、端末は1週間で10万台弱を出荷し、年内に100万台を目標にすえている。

 「出足は絶好調。コンテンツの売上も、当初想定していた週1冊程度の2倍に上っている」(楽天の三木谷浩史会長兼社長)という。

 コボタッチにコンテンツを提供する出版社からも驚きの声が上がる。ある出版社では、コボタッチ2日分の売上が、他社製電子書籍端末の1ヵ月分に達した。別の出版社では、コボタッチ4日分の売上が、他社製電子書籍端末の1年分に達成したという。

 一方、ユーザーの間では、初期設定ができない、コンテンツをダウンロードできないといったトラブルが多発した。

 楽天によれば、こうした問題が起きたのは「コボタッチの正式開始時間(7月19日15時)よりも前にソフトをダウンロードした人」や「ウィンドウズを使っていてユーザー名が漢字の人」など。その数は「ユーザー全体の5%以下」という。

 楽天は7月20日にコールセンターで24時間対応。「開始から48時間以内に大半のトラブルは解消した」。また、初期設定を簡便にするため、8月上旬を目処に、パソコンに接続せずにコボタッチ上で初期設定ができるようにする。

 こうした取り組みにもかかわらず、楽天市場サイト内のコボタッチに関する口コミ評価サイトでは、トラブルによる不満などが数多く寄せられた。さらに楽天が、この口コミ評価サイトの閲覧を停止したため、ネット上で騒ぎが広がった。

 これに対し、三木谷会長は「コメント欄に書かれていたトラブルの大半はすでに解消済み。コメントを残すことはユーザーに誤解を生みかねなかった」と閲覧停止の理由を語る。

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