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8月3日 11時34分
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フィスコ

注目銘柄ダイジェスト(前場):シャープ、ソニー、ファーストリテなど

シャープ<6753>:188円(前日比-79円)
一時ストップ安で下落率トップ。昨日発表した決算がネガティブサプライズにつなが
る格好へ。第1四半期営業損益は941億円の赤字となり、市場コンセンサス500億円前
後の赤字を大きく下回っている。また、通期見通しも200億円の黒字から1000億円の
赤字に下方修正、市場予想は150-200億円程度の赤字だったため、こちらも想定以上
の下方修正となる形に。自己資本の大幅な毀損に伴うバランスシート懸念なども強ま
る格好へ。JPモルガン(JPM)では投資判断を「オーバーウェイト」から「アンダー
ウェイト」に格下げ、目標株価も550円から143円にまで引き下げている。


ソニー<6758>:882円(同-82円)
大幅安。同社は前日に第1四半期決算を発表、通期予想を下方修正しており、売り材
料視される形のようだ。第1四半期営業利益は62.7億円で前年同期比77%減益、通期
予想は1800億円から1300億円に減額修正している。第1四半期実績は会社計画を上振
れており、通期下方修正の水準も市場想定の範囲内ではある。ただ、最終製品の需要
の弱さから、需要期となる第3四半期に向けての警戒感は拭えないとの指摘も。本日
は外部環境の悪化に押されている面も強いと見られる。

ファーストリテ<9983>:16360円(同+520円)
買い先行の展開。同社は前日に7月の月次動向を発表、既存店売上高は前年同月比
2.0%減で4ヶ月連続のマイナス成長となっているが、ここ3ヶ月と比較すると減収率
は縮小する状況になっている。気温の上昇に伴う後半の挽回で、市場予想は若干上回
ったとみられているようだ。ちなみに、会社計画との比較ではインラインだったもよ
う。全体相場の外部環境が悪化する中、ディフェンシブ性の高さも支援材料につなが
る形へ。

日本板硝子<5202>:61円(同-9円)
売り優勢で上場来安値を更新。昨日発表の決算内容が嫌気される展開に。第1四半期
営業損益は85億円の赤字、前年同期比では121億円の損益悪化となった。通期予想は
従来の40億円の赤字見通しから180億円の赤字にまで下方修正。欧州の建築ガラス事
業や太陽電池向けの不振が背景となっている。通期の市場予想は50-60億円の赤字で
あったとみられ、想定を大きく上回る赤字計上となっている。自己資本の毀損に伴う
バランスシートリスクなども改めて高まる状況に。

ブラザー<6448>:749円(同+34円)
大幅高で上昇率上位。同社は前日に第1四半期の決算を発表、過度な警戒感の後退に
つながっているようだ。第1四半期営業利益は115億円で前年同期比18.8%減益、ほぼ
市場コンセンサス通りとみられ、通期予想は340億円据置となっている。プリンター
メーカーの業績悪化が目立っていたほか、工作機械最大手顧客の業績下方修正に伴う
影響度なども、直近では警戒感が高まっていたとみられる。

ミツミ電機<6767>:448円(同-56円)
急落で下落率上位。同社は前日に第1四半期の決算を発表、営業損益は33.3億円の赤
字となり、前年同期比、前四半期比で赤字幅は拡大へ。業績計画などは据え置きとし
ている。第1四半期業績に関しては市場想定線とみられるものの、主要顧客の新製品
立ち上げずれ込みなどで、第2四半期の黒字転換は難しくなってきたとの見方、通期
業績コンセンサスは切り下がる状況にも。

富士紡HD<3104>:227円(同+17円)
急伸で上昇率トップ。想定以上の業績上方修正発表以降、株価の水準訂正が続いてい
るものの、本日は岡三が投資判断を新規に「強気」としており、追加の買い材料と受
け止められる格好に。岡三では、スマートフォンの筐体の研磨という新用途を開拓し
たと推定、今年秋頃に発売される予定の人気スマートフォンの筐体研磨に、同社の研
磨パッドが採用されているともみているようだ。目標株価は260円と設定へ。


スタートトゥデイ<3092>:1045円(同+27円)
しっかり。月次売上高の回復期待などが高まる展開のもよう。主要取引先であるUア
ローズ<7606>が前日に7月の月次動向を発表、ネット通販の既存店売上高は前年同月
比33.5%増と急回復。前月は同10.4%減とマイナスに落ち込んだこともあり、同社の
商品取扱高も同6.4%増と1ケタの伸びにとどまる状況となっていた。

DAC<4281>:22700円(同+1530円)
買い優勢。4-6月期営業利益は前年同期比8割増の6億円前後となり、4-6月期としては
過去最高を更新した公算が大きいと報じられたことが材料視されている。企業のネッ
ト広告の出稿量が増加したほか、携帯電話向け広告に強いモーションビートの子会社
化も寄与したようだ。会社計画の4-6月期営業利益は3.8~5.2億円が見込まれてお
り、第1四半期決算の上振れ期待が高まっている。

プロルート<8256>:92円(同+30円)
急伸でストップ高。昨日4-6月期決算を発表し、営業損益は1.3億円の黒字で着地。会
社計画の上期営業利益である4700万円を超過したほか、通期計画である1.6億円に対
しても高進捗となったことが好感されている。株価が2桁と低水準であることから、
第1四半期の好決算を手掛かりに短期の値幅取りを狙った資金も集中しているよう
だ。

日本通信<9424>:ストップ安売り気配
ストップ安売り気配。昨日発表した4-6月期決算は、売上高が前年同期比3%減の9.2
億円、営業利益が同9%増の7300万円で着地。会社側では上期の業績予想を公表して
いないが、通期の営業利益は10.4億円を見込んでおり、第1四半期は低調なスタート
と捉えられる格好に。なお、第1四半期の新規回線出荷数については、2010年4月の
SIM製品発売以来、最高記録の出荷数となったようだ。

マクドナルド<2702>:2176円(同-63円)
売り先行。上期売上高は前年同期比1%減の1464億円、営業利益は同19%減の119億円
と減収減益となったことが嫌気されている。震災需要の反動減のほか、コンビニとの
競争激化によって既存店売上高が同1.6%減と低迷したことが背景。既存店売上高の
苦戦を背景に上期業績の悪化は想定線であったとみられるが、通期計画の下振れ懸念
なども意識される格好に。

(フィスコ)


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