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8月8日 11時36分
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フィスコ

注目銘柄ダイジェスト(前場):シャープ、スクリーン、ニコンなど

シャープ<6753>:197円(前日比+14円)
買い先行の展開。鴻海との提携関係を維持していくことを週内にも発表の見通しと報
じられている。提携の先行きに対する懸念が台頭していた中、安心感が先行する展開
になっているようだ。ただ、取得価格で折り合いがつくのか、十分な資金が調達でき
るのかなど、ほとんど不透明感は払拭されておらず、目先の買い戻しが中心の動きと
みられる。モルガン・スタンレー(MS)では目標株価を150円にまで引き下げ、純損
益の赤字は14年度まで継続予想などとしている。

大日本スクリーン製造<7735>:497円(同-21円)
大幅安スタート後は下げ幅を縮小する展開。同社は前日に第1四半期の決算を発表、
ネガティブに捉えられている。営業損益は17.8億円の赤字となり、通期営業利益は
150億円から35億円にまで大幅な下方修正へ。同業他社との比較でも下方修正幅は大
きいとの見方になっている。受注に関しても、4-6月期は会社計画を下振れ、7-9月期
見通しも、従来の400-450億円から350-400億円へと引き下げている。なお、野村で
は、セクター内で相対的に業績堅調というシナリオは修正として、投資判断を「バ
イ」から「ニュートラル」に格下げ。リスクオンの流れから売り込まれた銘柄を中心
に買い戻されており、同社にも同様の流れが波及する格好に。

ニコン<7731>:2276円(同+64円)
買い優勢の展開。インテルと共同で、次世代半導体製造の中核となる露光装置を開発
すると報じられている。インテルは数百億円の開発費負担を決めたもようとも。先に
は、インテルが露光装置の競合企業であるASMLに出資と伝わったことで、同社にとっ
ては警戒感が先行する状況となっていた。なお、ゴールドマン・サックス(GS)が米
半導体セクターの投資判断を格上げ、米半導体製造装置関連銘柄などが上昇したこと
も支援材料となる。

パイオニア<6773>:208円(同-6円)
売り一巡後はリスクオンの流れから下げ幅を縮小。同社は前日に第1四半期の決算を
発表、営業利益は6億円で前年同期比69%減益、通期予想は240億円から200億円に下
方修正している。ホームエレクトロニクス事業の不振が業績の足を引っ張る形に。実
績値や通期見通しはややコンセンサスを下回るものの、想定の範囲内ではある。


戸田工業<4100>:315円(同-17円)
下げが目立つ。同社は前日に第1四半期の決算を発表、業績予想も下方修正してお
り、嫌気材料視される格好に。4-6月期営業利益は2.4億円で前年同期比62%の大幅減
益、通期予想は27億円から20億円に下方修正で一転減益見通しとしている。ユーザー
の生産調整の電池材料が不振だったとみられている。苦戦は想定されていたものの、
想定以上の下方修正幅と捉えられている。

ダイキン工業<6367>:2039円(同-51円)
さえない。同社は昨日決算を発表、第1四半期営業利益は222.6億円で前年同期比9%
増益となり、業績予想は据え置きとなっている。コンセンサス水準は250億円程度ま
で切り上がっていたとみられ、失望感が先行する流れに。通期予想1000億円、前期比
23%増益達成は不透明との見方にも。なお、7月の中国売上高の伸び悩みなども警戒
材料視されているもよう。

三井金属<5706>:168円(同+14円)
買い優勢で上昇率上位。第1四半期営業利益は25.3億円で前年同期比68%減益、上半
期予想は70億円から48億円に下方修正している。ただ、減額修正の要因は棚卸資産の
評価差損31億円によるもので、これを除くと実質的に上方修正の形ともなっている。
リスクオンの流れに伴う商品市況の回復期待に加えて、スマートフォン向け電子材料
の販売好調などを評価する動きも先行へ。

ザイン<6769>:63700円(同-3700円)
5日ぶり反落。昨日発表した上期営業損益は1400万円の赤字となり、従来予想であっ
た6500万円の赤字を上振れて着地。足元では、パネルメーカー向けの大規模集積回路
などが想定以上に好調に推移しているようだ。ただし、第1四半期決算の以降は今期
の業績改善期待を背景に株価は戻り歩調が強まっていたほか、通期計画が据え置かれ
たことに失望感も先行へ。

nms<2162>:41000円(同+6600円)
急伸でストップ高まで。中国子会社が、中国の政府機関である河南省人力資源人材開
発中心と、メーカー各社の製造現場に派遣する人材の採用業務で業務提携すると発表
したことが材料視されている。内陸部の人材を人手不足が深刻な沿岸部の日系企業の
工場などに派遣するもようで、中国事業の強化を前向きに評価する動きに。


ラック<3857>:304円(同-13円)
売り優勢。4-6月期営業損益は1200万円の赤字、最終損益は2700万円の赤字となった
ことが嫌気されている。セキュリティソリューションサービス事業は堅調に推移して
いるものの、ディーラー事業での仕入れ条件の悪化などが重しとなったようだ。情報
セキュリティ関連として今期の業績拡大に対する期待感は高いとみられ、第1四半期
の低調なスタートに失望感が強まる格好に。

モブキャスト<3664>:1525円(同+86円)
買い先行。今期営業利益見通しを10.0億円から11.3億円へ、最終利益見通しを5.9億
円から6.7億円へとそれぞれ上方修正したことが好感されている。既存タイトルの
「モバプロ」や「モバダビ」が堅調に推移しているほか、新タイトル「モバサカ」の
会員数が順調に増加していることなどが背景。なお、同時に発表した上期営業利益は
4.0億円での着地となっている。

サクセスHD<6065>:2720円(同-280円)
売り先行。昨日は初値形成後にストップ高水準となる3000円まで急伸となったが、本
日は戻り待ち売りに押される展開となっている。待機児童数の高止まりを背景に保育
事業は中長期的に安定的な拡大が見込まれる一方、短期的には株価の過熱感が意識さ
れる格好に。なお、いちよしでは投資判断を付与していないものの、認可保育園を中
心とした公的保育事業が成長ドライバとコメントしている。

(フィスコ)


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