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8月9日 11時35分
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フィスコ

注目銘柄ダイジェスト(前場):OKI、ニコン、新日鉄など

OKI<6703>:82円(前日比-40円)
急落で下落率トップ。スペインの子会社で不適切な会計処理があったと発表、約80億
円の売上が過大に計上されていた可能性があるとされている。東証では監理銘柄に指
定、9/14までに四半期報告書を提出できない場合は上場廃止となる。先行き不透明感
の強まりから、処分売りの動きが殺到する状況に。ゴールドマン・サックス(GS)で
は、株価のネガティブな反応は当然想定されるが、本件が個別要因であれば企業価値
を根本的に損なうことはないとして、投資判断「中立」を継続しているようだ。


ニコン<7731>:2087円(同-183円)
大幅安で下落率上位。同社は前日に第1四半期の決算を発表、営業利益は234億円で前
年同期比37%減益となり、通期予想は900億円から850億円に下方修正している。第1
四半期は会社計画やコンセンサス線上であるが、通期の市場予想は会社計画を上回る
ものだっただけに、下方修正には意外感も強まる格好となっているようだ。映像事業
に対する期待値がやや低下する状況に。

新日鉄<5401>:166円(同+3円)
しっかり。JFEHD<5411>も強い動きが目立つなど、鉄鋼セクター全般に買いが優勢と
なっている。米国における鉄スクラップ市況の上昇などが手掛かり材料とされている
もようだ。国内などでも秋需の発生が見込まれるなど、市況の上昇は広がりを見せる
との見方もあり、鋼材市況の押し上げ要因につながっていくとの期待が高まる格好
に。

DOWA<5714>:542円(同+42円)
急伸で上昇率上位。昨日発表した第1四半期決算では、営業利益は82億円で前年同期
比68%の大幅増益となり、上半期予想は83億円から110億円にまで上方修正してい
る。非鉄大手で昨日決算を発表している東邦亜鉛<5707>や三菱マテリアル<5711>との
比較でも、好決算が際立つ状況になっている。デリバティブ評価益など一過性の要因
も大幅増益の背景とはなっているが、相対的に非鉄市況の影響が小さい、不況抵抗力
の強さを評価する流れにも。

JX<5020>:404円(同+17円)
買い優勢の展開。SMBC日興証券では投資判断を「2」から「1」に格上げ、目標株価も
550円から600円に引き上げている。石油製品マージンの底入れ、新規銅鉱山事業の業
績貢献を本格的に織り込み、業績予想を上方修正しているもよう。来期・再来期と2
ケタの営業増益が続くと予想、15.3期営業利益は従来の1996億円から2829億円にまで
引き上げている。

加藤製作所<6390>:297円(同-66円)
急落で下落率上位。第1四半期営業損益は1.3億円の赤字に転落、前年同期比では4.3
億円の損益悪化となっている。上半期予想は18億円で同45%増益見通しであるが、低
い進捗状況から下振れ懸念なども強まる状況に。中国向け油圧ショベルなどが低迷す
る格好のようだ。国内復興需要などへの期待感などから、業績懸念はそれほど強くな
かったとみられる。

リズム時計工業<7769>:155円(同+30円)
上昇率トップ。第1四半期の好決算と自社株買いの発表を好感する動き。第1四半期営
業利益は6.1億円で前年同期比3.7倍となり、上半期予想は7億円から10億円に上方修
正している。また、発行済み株式数の5.7%に当たる700万株を上限に自社株買いを実
施、本日9日から10月31日までを取得期間として市場買付を行うとしている。ちなみ
に、前回は今年2月末にかけて自社株の市場買付を行っているが、その際には取得上
限に近い水準までの取得実績がある。

東光<6801>:192円(同-13円)
売り優勢で下落率上位。同社は前日に上半期の決算を発表、営業利益は3億円で従来
予想の1億円を上回る着地に。一方、通期予想は11億円から10億円に減額修正、最終
損益は2億円の黒字から2億円の赤字に下方修正している。ノートPCやゲーム向け部品
などの調整色が強まっていることが背景に。スマートフォン関連としての期待感もあ
っただけに、失望感など強まる展開となっている。

nms<2162>:45700円(同+4300円)
大幅続伸。昨日は中国政府機関と製造派遣で提携と発表しストップ高となったが、本
日については昨日の大引け後に発表した4-6月期決算も支援材料となっている。4-6月
期売上高は前年同期比53%増の82億円、営業利益は同4.3倍の1.9億円で着地。上期計
画である3.6億円に対して順調な進捗となっている。なお、今期の業績予想について
は据え置きに。

ジオマテック<6907>:668円(同-42円)
大幅反落。上期の営業利益見通しを5.3億円から2.2億円へ、通期見通しを13.8億円か
ら7.8億円へとそれぞれ大幅に下方修正したことが嫌気されている。主力の液晶パネ
ル用帯電防止膜やタッチパネル用透明導電膜の売上がカーナビやタブレット端末向け
に堅調である一方、スマートフォン向けは顧客の生産調整が長引いていることが背
景。なお、スマートフォン向け生産調整の解消は第2四半期以降にずれ込む見通し
と。

VTホ<7593>:675円(同-38円)
下げ目立つ。昨日発表した4-6月期売上高は前年同期比35%増の263億円、営業利益は
同13%増の12.7億円と増収増益で着地。ただし、会社計画の上期営業利益は35億円と
21%の増益が見込まれており、想定以下の内容と受け止められる格好に。なお、第1
四半期の自動車販売関連事業における新車、中古車を合わせた自動車販売台数は約1
万6500台となり、前年同期比50%増加したようだ。

小僧寿し<9973>:352円(同+69円)
急伸。中間決算と同時に発表した、2016年度までの中期経営計画が好材料視されてい
る。数値目標では、売上高を295億円(今期計画は206億円)、営業利益を29.5億円
(同2.2億円)まで拡大させる方針。既存店の底上げと新規FC加盟店舗数の増加を
目指すほか、東南アジア・中国を中心にエリアフランチャイズとなる地元有力パート
ナーと連携し、FC加盟店の増加を図るようだ。なお、上期業績については、7月下
旬に発表した修正内容に沿った着地に。

スカイマーク<9204>:396円(同+30円)
買い先行。欧州で、最大500億円規模の米ドル建て銀行借り入れを行う方針が伝わっ
たことが材料視されている。2014年に国際線事業に参入する計画に向けて、エアバス
製の超大型機「A380」の購入に充てるもよう。7月上旬にANA<9202>が公募増資の
実施を発表後は、連想感からファイナンスへの懸念もあったとみられ、過度な警戒感
が後退する格好に。


(フィスコ)


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