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8月10日 11時35分
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フィスコ

注目銘柄ダイジェスト(前場):DeNA、ソニー、シャープなど

DeNA<2432>:2206円(前日比+396円)
急伸。同社は前日に4-6月期の決算を発表、営業利益は前年同期比22.4%増益の184億
円となり、会社計画の175億円を上回る決算となった。7-9月期の計画は同32.7%増益
の195億円となっている。コンプガチャ廃止の影響が限定的であったとの見方のほ
か、注目される海外事業も順調に進展しているとの評価が先行している。SMBC日興証
券では投資判断を「2」から「1」に格上げ、目標株価は2900円としている。買い安心
感が強まる状況になっているほか、ソニー<6758>が同社大株主のソネット<3789>を完
全子会社化するとの発表もプラス材料視される格好のようだ。

ソニー<6758>:950円(同+28円)
買い優勢の展開。ソネットエンタテインメント<3789>を完全子会社化すると発表、現
在は58.18%を出資している。TOB価格は567500円で約611億円を投じる計画のよう
だ。孫会社であるエムスリー<2413>の取り込みなどにより、医療分野への展開が広が
るとの期待感などが先行。買取価格にも割高感は乏しいとの見方が優勢のようだ。な
お、メリルリンチ(ML)では、事業ポートフォリオの再構築を急ぐ同社にとってポジ
ティブとの見解。DeNA<2432>の先行きシナリオなどは今後の焦点とも。

シャープ<6753>:199円(同+8円)
買い先行の展開。凸版印刷<7911>と大日本印刷<7912>の堺工場への出資が11日に完了
すると発表、6月末から8月末へと資本参加の時期が延期されていたこともあり、ここ
までは警戒感が強まる状況ともなっていたようだ。減損懸念など事業リスクの低減に
加えて、鴻海から本体への出資も順調に進むとの思惑が先行する形か。ただ、足元で
は、台湾当局が鴻海のシャープへの出資申請を差し戻しているほか、鴻海では出資額
を減らす方向で最終調整入りなどとも伝わっている。もともと、印刷会社による堺工
場への出資と鴻海の本体への出資はパッケージで行われると見られてきたが、こうし
た見方も後退しており、先行き懸念は拭えないとの見方が優勢のようだ。


ヤマダ電機<9831>:4230円(同+235円)
大幅高。同社は昨日第1四半期の決算を発表、目先の悪材料出尽し感につながってい
る。第1四半期営業利益は前年同期比76.5%減益の73.7億円と、大幅減収減益決算に
なったが、地デジ特需の一巡などによる業績不振は織り込み済み。市場コンセンサス
の範囲内であるほか、会社計画などは上回る着地であったもよう。7月までの高いハ
ードルは通過、今後の収益回復を織り込みに行く動きへ。

太陽誘電<6976>:670円(同+51円)
大幅高で上昇率上位。昨日発表した第1四半期決算を受けて買い安心感が高まってい
る。4-6月期営業利益は11億円、前年同期比では17.6億円の損益改善となった。市場
コンセンサスもやや上回る状況とみられる。村田製作所<6981>のネガティブ決算など
から、警戒感も強まっていたと見られ、想定比上振れ決算はポジティブなインパクト
につながる。

トレンドマイクロ<4704>:2184円(同-236円)
下落率2位。昨日発表した4-6月期の決算が嫌気される展開になっている。営業利益は
49.4億円で前年同期比26%減益、会社計画57億円、60億円程度であった市場コンセン
サスを大きく下振れる格好に。欧米市場の落ち込みが響く状況のようだ。7-9月期計
画も17%営業減益見通し、パソコンからタブレッドへの需要シフトの影響が想定以上
に大きくなってきているとの懸念も強まる格好に。

サカイオーベックス<3408>:136円(同+33円)
急伸で上昇率トップ。同社は前日に第1四半期の決算を発表、営業利益は5.1億円で前
年同期比49.3%増益となり、上半期計画7億円、同1.6%増益に対する進捗率は74%程
度に達している。染色加工事業におけるユニフォーム用途、自動車関連資材や医療介
護資材用途などが牽引する格好になっている。材料性の強い銘柄であり、業績上振れ
期待を手掛りとした個人投資家の関心が高まる状況のようだ。

NDソフトウェア<3794>:2435円(同+185円)
強い動き。昨日発表した4-6月期営業利益は、前年同期比78%増の6.1億円で着地。足
元では、介護・福祉ソフトウェア事業が、4月の介護保険法の制度改正に伴う需要の
高まりなどを背景に好調に推移しているようだ。上期営業利益計画の11.2億円に対す
る進捗率は約55%に達するなど、第1四半期の順調な立ち上がりを受けて、医療クラ
ウド関連のテーマ株として見直しの動きへ。

チャームケア<6062>:1025円(同-125円)
下げ目立つ。昨日本決算を発表し、今期売上高は前期比21%増の53億円と増収見通し
となった一方、営業利益は6.4億円とほぼ横ばい見通しとなったことが嫌気されてい
る。四季報予想の営業利益は7.0億円が見込まれており、失望感が先行する状況に。
今期については引き続き、近畿圏で介護付有料老人ホームの展開に経営資源を集中す
るため、新規開設に伴う初期費用の負担などが重くなるようだ。

エキサイト<3754>:63800円(同-14100円)
急落で一時ストップ安まで。4-6月期売上高は前年同期比15%減の21.5億円と減収と
なったほか、営業利益は同59%減の1700万円と大幅減益となったことが嫌気されてい
る。会社計画の上期営業利益は前年同期比6%減の1.0億円が見込まれており、低調な
第1四半期決算がネガティブサプライズに。なお、セグメント別では、広告・課金事
業の営業利益が前年同期比3.5%増の1.6億円となっている。

UBIC<2158>:5550円(同-530円)
大幅続落。昨日発表した4-6月期決算において、営業利益は前年同期比17%減の5.0億
円と減益となったことが嫌気されている。足元における業績の急拡大を背景に事前の
決算期待も高かったとみられ、減益決算にネガティブなインパクトが強まる格好に。
なお、eディスカバリ事業については、国際的行政調査の増加や調査対象の範囲の拡
大に伴う大型案件、中規模案件の受注などによって堅調に推移しているようだ。


モブキャスト<3664>:1570円(同+80円)
買い先行。コスモが投資判断「A」、目標株価2500円でカバレッジを開始したことが
買い材料視されている。オンラインプロ野球ゲーム「モバプロ」など、スポーツ分野
のソーシャルゲームが好調で業績を拡大中と指摘。プラットフォームのオープン化や
自社ソーシャルゲームの拡充、海外展開などにより、高い収益成長が続くと評価して
いる。

サイバーエージェント<4751>:165100円(同+10400円)
5日ぶりに反発。同社のほか、ミクシィ<2121>やモブキャスト<3664>、クルーズ
<2138>など、ソーシャルゲーム関連が一斉高となっている。東証1部市場ではDeN
A<2432>が堅調な4-6月期決算を受けて急伸となっており、あらためてソーシャルゲ
ーム関連に関心が高まる格好に。なお、同社の強い動きが支援材料となり、マザーズ
指数は逆行高で推移している。


(フィスコ)


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