知っておきたい海外投資の税金 2012年8月20日
Q5

外国債券(割引債)の譲渡益に対する課税はどうなりますか?

 割引債は利子(クーポン)が付かない代わりに割引価格で販売される債券です。

 先に述べたように債券の譲渡益は原則非課税ですが、割引債まで非課税にしてしまうと完全な非課税商品になってしまうので、国内金融機関で取引する場合、購入時に償還差益との差額の18%を源泉徴収することになっています。ところが税法には源泉徴収のできない海外の割引債についての規定がなく、税務上の扱いが定まっていませんでした。

 専門家の間でも「税法に個別規定がない以上、本則に戻って海外の証券会社で購入した割引債の譲渡益は非課税」との説がこれまで有力だったのですが、これは税務当局より「割引債(ゼロクーポン債)や著しく利率の低い債券(ディープディスカウント債)の譲渡益は譲渡所得として総合課税」との通達が出され、売却・償還時点での課税で決着しました(この場合でも、国内金融機関は購入時点で18%の源泉課税、海外金融機関は売却・償還時点で総合課税と異なっており、どちらが有利かは一概にはいえません)。

<最終更新:2009/02/01>

 


橘玲の書籍&メルマガのご紹介
世の中(世界)はどんな仕組みで動いているのだろう。そのなかで私たちは、どのように自分や家族の人生を設計(デザイン)していけばいいのだろうか。
経済、社会から国際問題、自己啓発まで、様々な視点から「いまをいかに生きるか」を考えていきます。質問も随時受け付けます。
「世の中の仕組みと人生のデザイン」 詳しくは
こちら!
橘 玲の『世の中の仕組みと人生のデザイン』 『橘玲の中国私論』好評発売中!

関連するQ&A

海外投資必勝マニュアル&本

海外投資のノウハウが凝縮! ここで紹介しているコンテンツ、書籍はすべて、ネットから購入が可能です。さらに「海外投資実践マニュアル」は「海外投資を楽しむ会」の会員になれば割引価格で購入可能です。

作家・橘玲がメルマガ配信を開始!
橘 玲(Tachibana Akira) 作家。1959年生まれ。早稲田大学卒業。「海外投資を楽しむ会」創設メンバーのひとり。著書に『お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方』『(日本人)』(幻冬舎)、『臆病者のための株入門』『亜玖夢博士の経済入門』(文藝春秋)、『黄金の扉を開ける賢者の海外投資術』(ダイヤモンド社)など。
橘玲×ZAiONLINE海外投資の歩き方
作家・橘玲がメルマガ配信を開始!
subcolumn下影

ページのトップに戻る

本WEBサイトに掲載している全ての記事およびデータについて、その情報源の正確性・確実性・適時性を保証したものではありません。本サイトの提供情報を利用することで被った被害について、当社および情報提供元は一切の責任を負いませ ん。万一、本サイトの提供情報の内容に誤りがあった場合でも、当社および情報提供元は一切責任を負いません。本サイトからアクセス可能な、第三者が運営するサイトのアドレスおよび掲載内容の正確性についても保証するものではなく、このような第三者サイトの利用による損害について、当社は一切責任を負いません。また、併せて下段の「プライバシーポリシー・著作権」もご確認ください。