ラオス 2012年8月24日

中流家庭の家計はどんな感じ?
ラオス人の家計簿をのぞいてみた!

約8カ月のバックパッカー旅行後、2002年からラオスに住み、旅行会社を経てコーディネーターになった森記者が、ラオス人の日常生活をレポートします!

 ラオスは2004年、首都ビエンチャンでのアセアンサミット(東南アジア首脳会合)開催後、急速な発展の道を歩んでいる。いずれも国際会議など国を挙げたイベントが契機となり、09年のシーゲーム(東南アジア競技大会)が、日本の東京オリンピックと同じように国家発展の象徴として盛大に行われた。

 12年はASEM(アジア欧州会合)という過去最大の首脳級国際会議が首都で開かれる。ラオス経済の景気は、過去最高潮に達している。

 さて、日本で普通に生活しているとラオスの情報はほとんど入らないと思うが、ラオスというのはどのような国なのか。

 今回は、人々の暮らしぶりをあらわす家計という視点からラオス人の生活を見てみよう。

お金に無頓着なラオス人

 ラオスでいわゆる"家計簿"というものは、実は存在しない。熱帯気候に暮らす中で大らかに細かいことをあまり気にしない性格になったのか、仕事でもメモを取る職員は少なく、感覚で物事を覚えようとしている。家計も同様に捉えられているのだ。

首都ビエンチャンの目抜き通り、ランサーンアベニューに建つ凱旋門【撮影/森卓】

 11年前、私は長期貧乏旅行の最中に中国雲南省からラオス北部に入国した。舗装された幹線道路が国境を越えると赤土に変わり、国境職員の顔つきも穏やかになった。ストリートを飛び交う怒鳴り声、痰を吐かれる心配が無くなり、体力勝負で交通機関のチケットを競うように買う体験もせずに済んだ。一日中アドレナリンが分泌されなければ生きていけない肉食世界から、まさに時の止まった草食世界に入り込んだ。そこが、その当時の中華思想の限界線であり、同様に拝金主義の境界線でもあった。

 当時のラオスは、悪く言えば世界の発展から取り残された地域であるが、人々は余ある空間と時間を楽しんでいた。そのため、家計への圧迫もなく、人間関係を重視するゆとりが保たれ、旅行者に対する金銭の執着が全くなかった。

 そんなラオス人は現在、どのように暮らしているのか。ある一般家庭を覗いてみよう。


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