新興国投資 2012年4月20日

やっぱり熱いぜ カンボジア! 実際にカンボジア株に投資する方法とは?有望なフロンティア市場への具体的な投資法

カンボジア証券市場の上場第1号となるプノンペン水道公社株の取引が始まりました。4月18日の初日に付いた株価は、9400リエル(約191円)。これは、新規公開株の値幅制限の上限いっぱいである、公募価格の150%に当たります。カンボジア証券市場は、これ以上ない理想的なスタートを切ったと言えます。

カンボジアに投資する方法とは?

上場第1号のプノンペン水道公社は、上限いっぱいの1.5倍の初値がついた。(Photo:©WorldStock.JP)

 前編「熱いぜカンボジア! 4月18日に株式市場がスタート」でご説明したように、プノンペン水道公社はカンボジア政府が満を持して上場第1号とした同国でピカイチの優良株です。さらにこれからテレコム・カンボジアシアヌークビル港湾公社カンボジア電力公社などの有力国有企業が、上場を予定しています。

 今回は、日本の個人投資家がカンボジア企業に投資する方法と、さらに今後上場が予定されている企業について解説します。

口座開設は日本からの郵送でも可能

 カンボジア株に投資するには、二通りの方法があります。一つはIPOをゲットする方法、もう一つは既に上場している株を購入する方法です。これらが並列に語れるのは、産声を上げたばかりのカンボジア証券市場ならではと言えるでしょう。

 日本の証券会社でカンボジア株を扱っているところはまだありませんから(2012年4月現在)、カンボジア企業に投資したいと思ったら、同国の証券会社と銀行に口座を開設する必要があります

 銀行口座は必ずしも、それがなければ投資ができないという訳ではありません。実際、銀行口座を必須としていない証券会社も、現地に2社あることを確認しています。その場合は証券会社の指定口座に直接送金して買い付けることになります。

 しかし、カンボジアの証券口座には現金をプールしておく機能(日本の証券会社でいうところの「MRF」のようなもの)がないので、いずれにせよ銀行口座は必要になるのです。また、IPOに参加する場合は、現地銀行に口座があったほうがスムーズです。カンボジアの主要銀行では現地通貨リエルのほか、米ドル、ユーロ、日本円、英国ポンド、豪ドル、カナダドル、タイバーツなど主要通貨で預金しておくこともできます。

 銀行口座と証券口座は現地へ直接赴いて、窓口でパスポートやその他必要書類を提示すれば開設できます。また、現地金融機関と提携しているワールドストックJPなどのサポート会社のサービスを介して、郵送の手続きで開設することも可能です。日本からは米ドルで現地口座に送金します。

 銀行口座と証券口座間の資金移動がスムーズに行えるのは、アシレダ銀行とアシレダ証券の組み合わせです。同グループは、外国人投資家向けのサービスを意識しており、他社幹事の案件も含めIPOの取り扱いもあります。

立派なアシレダ銀行の内部 (Photo:©WorldStock.JP)

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