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出口治明の提言:日本の優先順位

ロンドンオリンピックのメダル数と
人口・GDPの関係に見る各国の国情

出口治明 [ライフネット生命保険(株)代表取締役会長]
【第58回】 2012年8月21日
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 4年に1度のスポーツの祭典、第30回オリンピック競技大会は、8月12日に閉会式が行われ、19日間にわたった熱戦に終止符が打たれた。ロンドンでのオリンピックはこれで3度目であるが、開会式にはNHS(国民保健サービス)が登場する等、成熟した都市ならではの魅力を存分に見せつけた。次の次を狙う東京にも、参考となる要素が多かったのではないか。

日本はメダル数で過去最高を記録

 ロンドンで行われた今回のオリンピックは、26競技302種目で争われた。大会には204の国・地域から約1万1000名の選手が参加した。今大会はまた、オリンピック史上初めて全ての国・地域から女性選手が参加できる大会となった。

 日本は健闘し、金メダル7個、銀メダル14個、銅メダル17個の合わせて38個のメダルを獲得したが、これは2004年のアテネ大会の37個(金16、銀9、銅12)を上回る史上最多の記録である。

 金メダルの数が少ないと指摘する向きも一部にはあるが、金・銀・銅メダルの差は僅差であって、運命のいたずらのようなシーンも見受けられないわけではなかったので、総メダル数が史上最高を記録したことについては、率直に日本代表選手団の健闘を称えるべきだろう。選手の皆さん、本当にお疲れさまでした。なお、38個のメダルは、右表の通り世界ランキングでは第6位に相当する。

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出口治明 [ライフネット生命保険(株)代表取締役会長]

1948年、三重県美杉村生まれ。上野高校、京都大学法学部を卒業。1972年、日本生命保険相互会社入社。企画部や財務企画部にて経営企画を担当。生命保険協会の初代財務企画専門委員会委員長として、金融制度改革・保険業法の改正に従事。ロンドン現地法人社長、国際業務部長などを経て同社を退職。その後、東京大学総長室アドバイザー、早稲田大学大学院講師などを務める。2006年にネットライフ企画株式会社設立、代表取締役就任。2008年に生命保険業免許取得に伴い、ライフネット生命保険株式会社に社名を変更、同社代表取締役社長に就任。2013年6月24日より現職。主な著書に『百年たっても後悔しない仕事のやり方』『生命保険はだれのものか』『直球勝負の会社』(以上、ダイヤモンド社)、『生命保険入門 新版』(岩波書店)、『「思考軸」をつくれ』(英治出版)、『ライフネット生命社長の常識破りの思考法』(日本能率協会マネジメントセンター)がある。

ライフネット生命HP

 


出口治明の提言:日本の優先順位

東日本大地震による被害は未曾有のものであり、日本はいま戦後最大の試練を迎えている。被災した人の生活、原発事故への対応、電力不足への対応……。これら社会全体としてやるべき課題は山積だ。この状況下で、いま何を優先すべきか。ライフネット生命の会長兼CEOであり、卓越した国際的視野と歴史観をもつ出口治明氏が、いま日本が抱える問題の本質とその解決策を語る。

「出口治明の提言:日本の優先順位」

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