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フリーカメラマンから経営者へ転身!
日本カーライフアシスト社長 平間研司

週刊ダイヤモンド編集部
【第27回】 2008年4月11日
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日本カーライフアシスト社長 平間研司
日本カーライフアシスト社長 平間研司

 きっかけは、大手出版社から舞い込んだ仕事依頼だった。

 当時、広告企画会社の社長だった平間研司にとって、「自動車教習所の教本向けの広告企画」というきわめて単純な仕事だった。だが平間は、はたと思い当たった。

 「自動車教習所――。なぜ、こんな有望な広告媒体の存在に、気づかなかったのだろう」。自動車教習所を「拠点」として、大型ディスプレイを通じて広告配信を行なう、という事業を思いついたのだ。

 平間の行動は素早かった。まずは理論武装である。1日に自動車教習所を訪れる教習生の数は25万人で、東京ドームの収容可能人数の5倍に相当する規模。そのうち、8割以上は18~23歳の男女が占める。「情報に敏感な若年層をターゲットに絞って、集中的に情報発信ができる」と踏んだのだった。

 別の側面でも、成算はあった。全国に自動車教習所は約1400校あるが、そのうち年間卒業者数が800人以上の740校を押さえれば、全国の教習生の約9割をカバーできる。小学校は全国に2万2500校もあって難しい。「同世代が一挙に集まる拠点として、自動車教習所は効率的だった」。

 実際に、自動車教習所の経営者の元へ足を運び、経験豊富な知人にも相談した結果、「皆が成功すると太鼓判を押してくれた」。

 平間の決意は固まった。既存事業との相乗効果がない、と判断した平間は、39歳のときに立ち上げた広告企画会社を後継者へ譲り、自らは、52歳にして、日本カーライフアシスト(JACLA)を創業した。

 設立に先立って、自動車教習所における広告提供周辺の「ビジネスモデル特許」を取得したことで、「競合他社の参入を排除していた」。

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