マーク金井・森下千里の名器自慢

スコッティ・キャメロン&ミズノM300
【前編】

【第1回】 2012年8月27日
マーク金井×森下千里
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マーク 千里ちゃんが知らないのも無理は無いかな、実は彼は最初にパターメーカーに就職して、パターをデザインしていたんだ。1991年に独立して会社を作りツアープロに手作りパターを作っていたんだけど、最初に一般ゴルファー向けに発売したのはミズノだったんだよ。その頃のパターがこれ「スコッティ・キャメロン&ミズノM300」

森下 うわっ、少し錆びていますね。上級者が好みそうなシンプルな形ですね。ほんとだスコッティ・キャメロンと刻印がある。凄くネックまわりがスッキリとして構えやすいですね。

マーク ネックまわりって・・いいとこ見てるね(笑)当時は軟鉄の削りだしパターというのが流行っていたんだ、他のメーカーからもタッドムーアや、ケン・ジアニーニなど有名なデザイナーのパターが、発売されていて、キャメロンは、当時はあまり人気ではなかったんだよ。錆びているのは素材が軟鉄で、酸化処理という簡単な錆止めをしているだけで、メッキをしていないので、どうしても時間が経つと錆が浮いてくるんだ。メッキをするとどうしても打感が硬くなってしまう、軟鉄の柔らかい打感にこだわっているからこのメッキより錆やすいこの酸化処理にこだわっていたんだ。

森下 メッキをすると硬く感じるんですね。そういえばウエッジで錆びているのを使っている人がいるのはそのせいなんですね。でも今の人気を考えるとあまり人気がなかったのは意外です。ではどうして人気が出てきたんですか?

マーク 1992年に全米オープンでジャック・ニクラウスが使ったんだ、その翌年の1993年ベルンハルト・ランガーがスコッティ・キャメロン&ミズノのパターでマスターズに勝った。この時少し話題になったんだけど、今みたいな認知度はなかったね。その後キャメロン・ゴルフインターナショナルを設立して、ミズノでリリースしていたクラシック・シリーズを自社ブランドで展開したんだよ。そして名器クラシック・ワンで、火がついた。この削りだしパターとはちがった、PINGの有名なアンサーというパターをリスペクトして作ったパターだね。まだタイトリストの刻印がないこのクラシック・ワンは今でも高い値段がついているプレミアムパターなんだよ。その後タイトリストと契約して、タイガー・ウッズが使い始め一気に火がついたんだ。この頃をはまだ軟鉄で酸化処理していたM300と同じ処理の黒いヘッドだったので、錆びやすくラウンド直後にみんな錆止めの油を塗ってメンテナンスしていたんだよ。雨の日は使わないという人も多かったな(笑)タイガーが今よりも圧倒的に強かった時代だから、米ツアーも日本でもプロがこぞって使い人気を不動のものにしたんだ。

森下 錆止めの油ですか、大変ですね。そういえばこのM300は、私の見たことのあるスコッティ・キャメロンのパターとは形がかなり違います。キャメロンといえばニューポートですよね。

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マーク金井

1958年9月16日生まれ 身長183センチ、大阪府出身
血液型A型

ゴルフ雑誌編集者を経てフリーに転身。これまで試打したクラブは2,000本を越え、豊富な知識とシングルの腕前でクラブの試打&レポートをゴルフ雑誌やネットで展開。現在、週刊ゴルフダイジェスト「買わずにいられない」、GDオンライン「クラブ何でも相談室」、他執筆中。オフィシャルハンデは3。今年4月から、東京神田にゴルフ専用スタジオ「アナライズ」を作るほどのゴルフ大好き人間。

 

森下千里

1981年9月1日生まれ 身長166センチ 愛知県出身
血液型A型

趣味ははゴルフ/映画鑑賞/芸能人カレー部副部長を務めるほどのカレー好き。そしてマネーマネージメント1級・ファイナンシャルプランニング2級取得。最近ではピラティスのトレーナーとしての活動も。現在の使用クラブはコブラ

オフィシャルblog
http://ameblo.jp/morishitachisato/


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