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8月23日 11時37分
フィスコ

注目銘柄ダイジェスト(前場):シャープ、DeNA、ライトオンなど

シャープ<6753>:186円(前日比+6円)
買い先行。みずほコーポレート銀行、三菱東京UFJ銀行が2000億円超の追加融資実施
を検討と報じられている。今月末に1300億円程度、来月1000億円程度の追加融資を検
討のようだ。銀行支援には鴻海の出資が条件などとも伝わっていたため、不透明感が
強まっていたとみられるが、これにより、コマーシャル・ペーパー(CP)返済のため
の資金繰り不安はひとまず後退する形に。

パイオニア<6773>:212円(同-10円)
売り優勢で下落率上位。シャープ<6753>では、鴻海による出資が当初予定よりも減っ
た場合の資金調達策として、持ち合い株式の売却も視野に入っていると伝わってい
る。シャープが3000万株を保有、筆頭株主となっている同社などには、保有株売却に
伴う需給懸念が強まりやすい状況のようだ。なお、直近の有報からは、シャープは合
計で120銘柄弱・500億円規模の投資有価証券を保有しているもよう。

DeNA<2432>:2337円(同+110円)
強い動き。ドイツ証券では投資判断「バイ」を継続、目標株価を2410円から2690円に
引き上げている。「ワンピース」の業績牽引など国内主導で収益が回復、今期営業利
益は従来の640億円から784億円に上方修正している。海外展開体制は構築済みであ
り、同業他社との比較では海外展開による業績リスクは小さいとも指摘。


ライトオン<7445>:642円(同-49円)
大幅反落。ジーンズメイトの月次動向を受けて、昨日22日は連想感の高まる展開とな
ったが、昨日発表した月次動向は失望感を誘うものとなっている。既存店売上高は前
年同月比3.6%減、2ヶ月連続でのマイナス成長となっている。ジーンズメイトが前月
比で15.5ポイントもの大幅な改善となったことと比較すると、想定以上の伸び悩みと
受け止められる状況へ。

西松屋チェーン<7545>:690円(同+25円)
上げ幅拡大。同社は前日に8月の月次動向を発表している。既存店売上高は前年同月
比4.4%増と3ヶ月ぶりのプラスに転じている。気温の上昇によって、盛夏物の実用衣
料が好調に推移しているようだ。ちなみに、前年比増収率の高さは、2009年9月以来
の高水準となっており、昨日のジーンズメイト<7448>に続き、インパクトも強まる形
と捉えられる。

パーク24<4666>:1266円(同+28円)
買い先行。第3四半期累計営業利益は、前年同期比44%増の125億円程度になったもよ
うとの観測報道が伝わっている。「タイムズ」の運営台数の増加に加え、カーシェア
リング事業も順調、同期間としては過去最高になるとされている。5-7月期も前年同
期比30%増益と高成長を継続の格好、通期予想の上振れ期待は一段と高まる状況に。


MS&AD<8725>:1347円(同+22円)
しっかり。ゴールドマン・サックス(GS)では投資判断を「中立」から「買い」に格
上げ、目標株価は1980円としている。自然災害を機に、国内の損保株は昨年8月来
TOPIXを大きく下回り、グローバル比較でも過去10年来最低水準の評価、同社などの
株価水準は今後2年間の業績改善を全く織り込まない水準になっていると指摘。リス
ク管理を強化して、自然災害損失が他社に著しく劣後する可能性は低いとみられるこ
とから、今後の見直しの動きを想定しているようだ。

花王<4452>:2364円(同+66円)
買い優勢の展開。JPモルガン(JPM)が同社の投資判断を「ニュートラル」から「オ
ーバーウェイト」に格上げ、目標株価も2200円から2550円に引き上げていることなど
が好感されている。JPMでは自社株買い期待から株価の下値リスクは限定的と見てき
たが、今後は戦略変化への期待もできると判断、評価を引き上げているようだ。今後
は「見せる化」に注力、将来の成長性の方向性を示すものとして、初の中計発表の可
能性も出てきたと指摘している。

学研HD<9470>:218円(同+9円)
3日ぶりに反発。中国において、理科や算数の教室を運営すると報じられている。現
地企業と提携、富裕層の子供に照準を置くとしている。ロイヤルティー収入を元に、
3年後に海外の教室事業で5億円の売上高を目指すようだ。好決算や配当予想の引き上
げで急伸したが、ここ両日の下げでスピード調整の格好にもなっていたため、押し目
買いのきっかけ材料につながる形に。

データHR<3628>:342円(同+80円)
ストップ高。全国健康保険協会と、「ジェネリック医薬品に切り替えた場合の自己負
担額の減額に係る通知業務」に関る契約を締結したと発表している。先発医薬品を使
用している35歳以上の加入者を抽出し、ジェネリック医薬品に切り替えた場合の自己
負担額の軽減額が一定額を超える場合、その軽減額などを記載した通知書を発送する
と。なお、今期業績に与える影響は売上高で3億8000万円を見込んでいる。


Vコマース<2491>:24820円(同+1150円)
大幅高。マザーズ市場から東証一部市場への変更を申請したと発表したことが材料視
されている。東証1部への指定替えとなった場合には、TOPIXへの算入に伴って
パッシブファンドからの買い需要の発生が見込まれるため、資金流入期待が先行へ。
なお、東証の承認を受けられるかどうか、いつ承認を受けられるかは不確定となって
いる。

綜合HD<2399>:56500円(同+3100円)
買い優勢。前期営業利益を8.8億円から11.0億円へ、最終利益を9400万円から3.0億円
へとそれぞれ大幅に上方修正したことが好感されている。主力のSMO事業が順調に
推移したほか、業務効率化の推進による売上原価や販管費の抑制が寄与した。なお、
事前の観測報道でも営業利益は11億円前後になると報じられていた。

BBタワー<3776>:37400円(同+5550円)
大幅反発。未定としていた今期の業績計画を公表し、売上高は前期比39%増の220億
円、営業利益は同29%増の5.5億円と増収増益見通しとなったことが評価されてい
る。四季報予想の売上高は168億円、営業利益は5.0億円が見込まれており、想定以上
の業績拡大見通しを前向きに評価する動きに。なお、同時に子会社であるビービーエ
フ社が、ブランチ・アウト・デザイン社の株式を取得すると発表している。


サイバーエージェント<4751>:163200円(同+6200円)
強い動き。同社のほか、ミクシィ<2121>やモブキャスト<3664>、クルーズ<2138>な
ど、SNS関連の上昇が目立っている。東証1部市場ではドイツ証券の目標株価引き
上げを受けてDeNA<2432>が大幅高となっており連れ高となる格好のようだ。同社
の強い動きが牽引し、マザーズ指数は約0.9%の上昇に。なお、同社については、直
近でフィデリティ投信の保有比率が8.15%から6.59%へと低下していた。


(フィスコ)


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