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デジタル流行通信 戸田覚

ビデオの記録メディアはメモリに代わるのか

戸田 覚 [ビジネス書作家]
【第17回】 2008年2月25日
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 キヤノンから魅力的なビデオカメラが誕生した。ダブルメモリ方式の「アイビス」だ。ダブルメモリとは、本体に16GBのフラッシュメモリーを内蔵し、さらにSDカードスロットを持っていると言うこと。内蔵メモリだけでも最高画質で2時間5分の撮影が可能だ。画質は、1920×1080ドットのフルハイビジョンでビットレートは約17Mbpsとなっており、まあ、普通のユーザーが利用するには十分なクォリティだ。

キヤノンから3月上旬に発売予定の「アイビス」
キヤノンから3月上旬に発売予定の「アイビス」

 パナソニックも以前から、SDカードタイプのビデオカメラを投入しており、いよいよ動画撮影のメディアもメモリになっていくのか、なかなか興味深いところだ。

 ところが、実態は百花繚乱状態で、最も店頭でよく見かけるのはハードディスクに記録するタイプだ。さらに、旧来からあるテープに加え、8センチDVDやブルーレイ・ディスク(BD)に直接書き込むタイプまで登場している。

 いったい何を買えばよいのか悩んでいるユーザーも多いだろう。

 だが、キヤノンでは、ゆくゆくはメモリが最優位と判断している。

 「現状では、ハードディスクの容量単価にかないませんが、メモリの容量も倍、倍で増えています。さらに、価格もどんどん安くなり、ゆくゆくはハードディスクよりビデオ向きの記録媒体になると思っています」(キヤノンマーケティングジャパン株式会社 ビデオカメラマーケティング企画部課長 柘植達也氏)

 確かに、ビデオカメラにとってメモリは、価格さえ考えなければ最適なメディアだ。なんと言ってもサイズが小さいのが最大のメリットで、アイビスは約380グラムだ。僕は600グラムを超えるハードディスクタイプのビデオカメラを愛用しているが、数十分手に持って撮影するのは非常に辛い。380グラムなら、長時間の撮影でも負担なく使い続けられるだろう。

 また、ハードディスクと違って機械的な動作がないので、衝撃に強い。ビデオの場合、録画時間がかかるので書き込み速度はあまり問題にならないが、レスポンスの早さは大きなメリットになる。ちなみに、アイビスの場合、起動時間は約1秒だ。

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戸田 覚[ビジネス書作家]

1963年東京生まれ。ビジネス書作家、コンサルタント。株式会社アバンギャルド、有限会社戸田覚事務所代表取締役。ハイテク、パソコン、成功する営業のコツ、新商品開発、新事業開発といったテーマを中心に、執筆、出版プロデュース、講演、コンサルティングに携わる。ビジネス誌、パソコン誌、情報関連雑誌をはじめとして多数の連載を抱える。
著書に『あのヒット商品のナマ企画書が見たい!』『プレゼンの極意を盗め!』(以上、ダイヤモンド社)、『すごい人のすごい企画書』(PHP研究所)、『仕事で使える!クラウド超入門』(青春出版社)、『LinkedIn人脈活用術』(東洋経済新報社)など多数がある。
著者ブログ:http://www.toda-j.com/weblog/
株式会社アバンギャルドHP:http://www.avant-garde.jp/


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