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8月29日 11時36分
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注目銘柄ダイジェスト(前場):ルネサス、ダイキン、JXなど

ルネサスエレクトロニクス<6723>:299円(前日比+71円)
急騰で上昇率トップ。米投資ファンドのKKRが第3者割当増資を1000億円で引き受け、
経営権を取得する方針を固めたと伝わっている。当面の資金不安の払拭に加えて、外
資ファンドが主導することで経営再建の進展期待が一段と高まる格好のようだ。短期
的に、リストラの加速など株価のプラス材料が増加するといった思惑も。なお、主要
株主の一社であるNEC<6701>も、同報道を受けて買い優勢の展開になっている。


ダイキン工業<6367>:2037円(同-112円)
大幅安で下落率上位。米国の家庭用エアコンで首位のグッドマンを約3000億円で買収
すると報じられている。中国勢に対抗して世界首位の位置づけを固める狙いのよう
だ。増資はしない方針と伝わっており、当面のファイナンス懸念は限定的であろう
が、非上場前のグッドマンのEBITDAや自己資本から比較すると、買収額は高いとの見
方であり、資金負担の増加をマイナス視する動きが先行。

JX<5020>:411円(同+8円)
買い優勢の展開。現在、石油業界は業種別上昇率のトップになっている。コスモ石油
<5007>が坂出製油所を来年7月に閉鎖すると発表している。過剰設備の解消につなが
るとして業界全体のプラス材料と捉えられているようだ。想定線ではあるものの、実
施タイミングは想定よりも前倒しと評価される格好に。なお、原油市況の上昇傾向な
ども支援材料となっているようだ。

不二家<2211>:203円(同+6円)
買い先行の展開。一部報道では、中国内陸部へ菓子を拡販すると伝わっている。これ
に伴って、中国売上高を2012年には前年比5割増の37億円、2013年には11年比倍増の
50億円に引き上げる計画のようだ。中国展開への期待感が一段と高まる状況へ。材料
性も強いことから、個人投資家の関心などが高まりやすくもなっているようだ。


伊藤園<2593>:1550円(同+47円)
反発で年初来高値を更新。前日には自社株買いの取得実施を発表、需給改善期待が先
行する格好に。発行済み株式数の0.78%に当たる70万株を取得上限としており、9月4
日から28日までを取得期間として市場買付を行う予定。取得期間が短く、通常の出来
高水準からはインパクトが想定される状況に。年初来高値の更新で売り方の買い戻し
なども急がれる状況。

テルモ<4543>:3525円(同-90円)
さえない。メリルリンチ(ML)が同社の投資判断を「中立」から「アンダーパフォー
ム」に格下げ、目標株価を3100円から3000円に引き下げていることなどがマイナス材
料視されている。MLでは、成長投資負担をオフセットするだけの成長材料が見えてい
ないこと、短期業績がコンセンサスを下回る懸念があること、直近の株価上昇などを
投資評価引き下げの要因としている。来期営業利益はコンセンサス予想の約700億円
に対して、644億円と予想しているようだ。

ツムラ<4540>:2472円(同+88円)
買い優勢。モルガン・スタンレー(MS)では投資判断を新規に「オーバーウェイ
ト」、目標株価を3000円と設定しており、買い材料視される展開のようだ。震災の影
響で前期の漢方需要はマイナスに転じたものの、積極的な市場開拓策が奏効、需要は
足元で急速に回復中であるようだ。MSでは、2ケタ成長軌道への回帰で、剥落したプ
レミアムは回復すると判断へ。

東映<9605>:383円(同+20円)
買い先行で上昇率上位。三菱UFJが同社の投資判断を「ニュートラル」から「アウト
パフォーム」に格上げ、目標株価も390円から570円に引き上げていることが好感され
ている。ラインアップや制作中の主要作品の充実度が高いこと、聖闘士星矢やワンピ
ースといった主力キャラクターを利用したゲーム向け版権事業の収益拡大などを背景
に、業績予想を上方修正していることが要因となっている。

ミニストップ<9946>:1339円(同-69円)
下げが目立つ。大和では投資判断を「3」から「4」に格下げ、目標株価は1200円とし
ている。業績の減速感が強く、CVS上位企業との格差が拡大する見通しと指摘。今後
の株価は、ファンダメンタルズの悪化を織り込む形で軟調な推移を想定するとしてい
る。なお、中間期末の配当権利落ちの影響も強いとみられる。

ASB機械<6284>:488円(同-9円)
さえない。今期営業利益見通しを25.5億円から22.0億円へと下方修正したことが嫌気
されている。欧州やインドにおける販売減速のほか、円高進行などが重しとなったも
よう。四季報予想の営業利益は25.5億円と従来の会社計画水準が見込まれており、ネ
ガティブなインパクトが先行へ。なお、同時に東日本プラスチック工業厚生年金基金
から脱退し、脱退に伴う特別掛け金で約4.8億円を特別損失として計上すると発表し
ている。

コックス<9876>:220円(同+50円)
急伸でストップ高まで。8月の月次動向を発表し、全社売上高は前年同月比0.2%増と
なり、2009年2月以来、42ヵ月ぶりに前年実績を上回ったことが好感されている。ま
た、既存店売上高についても、同14%増と好調な内容となっている。直近では月次動
向を受けてジーンズメイト<7448>が連日で賑わっており、連想感が波及する格好に
も。

ワールドIT<2429>:284円(同+18円)
買い優勢。発行済み株式数の2.15%に当たる、35万株を上限とする自社株取得枠の設
定を発表したことが好感されている。金額の上限は1億5000万円で、取得期間は本日
から来年2月28日までとなる。直近で株価は戻り歩調となっていたが、需給面の好材
料が前向きに評価され、リバウンド基調が一段と強まる格好に。

サイオス<3744>:27340円(同+2240円)
大幅高。テンプHD<2181>の子会社であるテンプスタッフと、資本・業務提携すると
発表したことが材料視されている。テンプグループのITに係る受託実績やサポート
ノウハウとの融合によって、高品質・高付加価値なソリューションの提供を実現しサ
ービス強化を図る方針。なお、テンプスタッフは、同社の筆頭株主である大塚商会か
ら発行済み株式数の16.9%に当たる1万5000株を取得する。

GCA<2174>:77900円(同+8400円)
大幅反発。ダイキン<6367>が米国の家庭用エアコン首位であるグッドマンを約3000億
円で買収すると報じられたことを受けて、M&A市場の回復が前向きに捉えられてい
るようだ。ダイキンの買収は足元における円高進行が追い風となっており、円高基調
が続く中で今後も一段と大型M&Aが増加するとの期待感が先行へ。

エヌピーシー<6255>:255円(同+4円)
買い先行。同社やフェローテック<6890>など、太陽電池関連の一角がしっかり。太陽
電池の国内需要が急拡大していると報じられたことが買い材料視されている。4-6月
期における国内出荷量は前年同期比72%増の44万5200キロワットとなり、四半期では
過去最高となったもよう。再生可能エネルギー全量買い取り制度の導入が追い風とな
っており、太陽電池関連の見直し材料と捉えられている。

(フィスコ)


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