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2012年9月7日
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ザ・プレゼンテーション
【後編】ベンジャミン・ザンダーの名プレゼンに学ぶ
「コントラスト」のつけ方

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前回は、スティーブ・ジョブズやキング牧師、レーガン元大統領などの名プレゼンを分析すると、共通する「型」が存在するということをお伝えした。今回はさらに一歩ふみ込んで、あなたのプレゼンを「優れたプレゼン」にさらに近づけるために意識してほしい、秘訣のひとつをご紹介する。
躍動感あるプレゼンの特徴は“メリハリ”。伝える内容にコントラストをつけ、笑いをとったかと思えば涙を誘うことで聴き手の心に揺さぶりをかけ、ただしゃべるだけでなく要所で小道具を使ってみるなど、巧みにメリハリをつけることで、見ていて飽きない、引き込まれるプレゼンに様変わりする。
2008年にTEDトークでベンジャミン・ザンダーが行った名プレゼンを例にとりながら、プレゼンにおけるメリハリの大切さについて考えていこう。
(文/編集部)

※この記事でご紹介するベンジャミン・ザンダーのプレゼン分析は、ナンシー・デュアルテ著『ザ・プレゼンテーション』の48~51ページで取り上げられている事例の抄録です。さらにくわしい内容を知りたい方は、同書をご参照ください。

「退屈なプレゼン」から卒業したいなら
メリハリを意識せよ!

 躍動感あふれるフレゼンテーションには、潮の満ち干に似た動き、つまりメリハリがあるものだ。このメリハリを生みだすものが「コントラスト(対比)」だ。

 何か新しい展開がひっきりなしに起こり、それがだんだん明らかになっていくとき、ちょうどつま先がコツコツと心地よいビートを刻むように、脳は楽しげにアイデアをとり入れる。

 興味深い考えやコントラストが存在すれば、聴き手は身を乗りだし、「この先はどんな展開が待っているのだろう?」「これがどう決着するのだろう?」とプレゼンの先に耳を傾けてくれるのだ。

 さて、一口にコントラストといっても、その種類はいくつかある。プレゼン作りの際に押さえておきたいのは、特に次の3つだ。

  内容のコントラスト
 「現在の姿」と「未来の姿」の比較、プレゼンターの視点と聴衆の視点の比較によって生まれるコントラスト。

  感情のコントラスト
  分析と心を動かす内容を交互に盛り込むことによって生まれるコントラスト。

  伝達のコントラスト
  型どおりの伝達方法と型破りな伝達方法を盛り込むことによって生まれるコントラスト。

 さてここで、小難しい理論は脇において、事例をひとつご紹介しよう。ボストン・フィルハーモニック・オーケストラの指揮者、ベンジャミン・ザンダーが2008年にTEDトークで行ったスピーチだ。

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