ダイヤモンド社のビジネス情報サイト
inside Enterprise

GE最大部門の新体制発表前夜
好調エネルギー部門変革の理由

週刊ダイヤモンド編集部
2012年9月13日
著者・コラム紹介バックナンバー
1
nextpage

 社会インフラメーカーの巨人、米ゼネラル・エレクトリック(GE)にとって、重大な人事の発表が迫っている。

 GEは7月、驚きの方針を打ち出した。5年で25%以上の成長を果たし、全社売上高の3分の1、約3.5兆円を占める最大の事業に育ったエネルギー部門、GEエナジーの再編を決定したのだ。

 GEは今後、そのGEエナジーの中にある三つの事業部、「パワー&ウォーター」「オイル&ガス」「エナジーマネジメント」のそれぞれを部門に格上げ。それらを束ねていたGEエナジーという階層は取り払い、本社CEO、ジェフリー・イメルト会長の直轄とする。

 これによってGEエナジーという組織は、10月をもってその姿を消す。さらに再編後の組織におけるポストを減らし、所属社員の人員整理や配置転換を行うことで、2億ドル(約160億円)のコスト削減を図るという。

 絶頂を迎えようという花形部門に入った大きなメスは、業界内で反響を呼んでおり、新体制発表に注目が集まっている。

 GEはこの再編の意味を「組織の簡素化」と説明する。成長に伴って大きく複雑になり過ぎた部門を細分化し、組織の階層を最小限に抑えることで、顧客対応と意思決定の迅速化、コストの改善を目指すという。

 当然、リスクはある。これまでは事業部間で重なっていた業務範囲を、1部門だから調整できていた面も強い。事業部が部門に格上げされても、同様に処理できるかという課題がある。また、人員削減によるひずみも少なからず出るだろう。

 さらに、イメルト会長の右腕といわれ、次期会長候補との声もあったGEエナジーのトップ、ジョン・クリニキ氏がGEを離れたことを戦力ダウンとみる向きもある。

 しかし、GEエナジーでアジア・パシフィック総代表を務める上西健次氏は、「業績が伸びているときこそ、痛みを伴う変革を求めていくことが重要だ」と、今回の再編の意義を語る。

1
nextpage

今週の週刊ダイヤモンド

2017年2月25日号 定価710円(税込)

特集 弁護士・裁判官・検察官 司法エリートの没落

知られざる法曹界の真実

【特集2】
サントリーと創業家
グローバル化への試練

【下記のサイトからご購入いただけます】

(ストアによって販売開始のタイミングが異なるため、お取扱いがない場合がございます)

【下記のサイトからご購入いただけます】

(ストアによって販売開始のタイミングが異なるため、お取扱いがない場合がございます)

【下記のサイトからご購読いただけます】

(ストアによって販売開始のタイミングが異なるため、お取扱いがない場合がございます)

スペシャル・インフォメーションPR
クチコミ・コメント

DOL PREMIUM

PR
【デジタル変革の現場】

企業のデジタル変革
最先端レポート

先進企業が取り組むデジタル・トランスフォーメーションと、それを支えるITとは。

経営戦略最新記事» トップページを見る

最新ビジネスニュース

Reuters

注目のトピックスPR

話題の記事

週刊ダイヤモンド編集部


inside Enterprise

日々刻々、変化を続ける企業の経営環境。変化の中で各企業が模索する経営戦略とは何か?『週刊ダイヤモンド』編集部が徹底取材します。

「inside Enterprise」

⇒バックナンバー一覧