経営 X 人事
若手社員を辞めさせず成長させる 「適度なかまい方」マニュアル
【第15回】 2009年5月28日
著者・コラム紹介 バックナンバー
間杉俊彦 [ダイヤモンド社 人材開発編集部副部長]

「俺のやるとおりにやれ!」と言って、うまくいってますか?

――「上司が主人公」のオヤジ・マネジメントでは若手は育たない!

リクルート ワークス研究所 豊田義博氏の著作『戦略的「愛社精神」のススメ』

 「企業のDNAの再生産、もしくは継承のために、愛社精神は重要な役割を持っています。愛社精神をもった人材がたくさんいる企業は、人を育てる気概にあふれ、人から人へ「いい経験の連鎖」が受け継がれるからです」

 リクルート ワークス研究所の豊田義博さんは、著書『戦略的「愛社精神」のススメ』のなかで、このように書いています。

 愛社精神を醸成するには、社員が会社の主人公になる必要があります。そして、社員一人ひとりを主人公とし、その業務をバックアップして成長を支えるマネジャー。豊田さんは、それを上司ならぬ「情師」と名づけています。

 では、「情師」になるには、どうすればいいのでしょうか?前回に引き続き、今回も豊田さんにお話を伺います。

会社の主人公は誰なのか?

 あなたの会社では、誰が主人公だと考えられていますか?

 あるいは、あなた自身は、会社の主人公は誰だと考えていますか?

 社長でしょうか?それとも、収益責任を負って現場を取り仕切るマネジャーでしょうか?

 現場の最前線で懸命に働く若手を中心とする一般社員たち。彼(女)らこそが主人公である、と位置づけている会社はどのぐらいあるでしょう。

リクルート ワークス研究所 豊田義博氏

 前回、豊田さんは次のように指摘しています。

 「多くの外資系企業では、会社の主人公は社員一人ひとりである、という文化があります。一方、日本企業はどうか。主人公は上司であり、末端の社員は上司の成功をアシストするもの、という文化がいまだに根強いのではないでしょうか?」

経営 X 人事 特集TOPに戻る

 

 

間杉俊彦 [ダイヤモンド社 人材開発編集部副部長]

1961年、東京都生まれ。1986年 、早稲田大学第一文学部文芸専修卒業、ダイヤモンド社入社。週刊ダイヤモンド編集部に配属され、以後、記者として流通、家電、化学・医薬品、運輸サービスなどの各業界を担当。2000年 週刊ダイヤモンド副編集長。2006年 人材開発編集部副部長。著書に『だから若手が辞めていく』(ダイヤモンド社刊)

 


若手社員を辞めさせず成長させる 「適度なかまい方」マニュアル

若手社員はなぜすぐに辞めてしまうのか――。放置プレー上司が多い中、早期離職を防ぐためには、若手を「“適度に”かまう」ことが大切。部下を辞めさせることなく成長させる人材マネジメントのノウハウを伝授する。

「若手社員を辞めさせず成長させる 「適度なかまい方」マニュアル」

⇒バックナンバー一覧