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「ロス婚」漂流記~なぜ結婚に夢も希望も持てないのか?

一目惚れ体質で結婚願望が強いのにデートは超苦手!
国際比較調査が暴く「ジャパニーズ結婚難民」の群像

宮崎智之 [フリーライター]
【第38回】 2012年10月1日
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 当連載もこれで38回目。これまで日本国内の結婚や恋愛事情について述べてきたわけだが、今回は「国際的に見て日本の結婚の状況はどうなんだろう?」ということについて見ていきたい。

 まず参照するのは、内閣府が2011年3月に発表した『少子化社会に関する国際意識調査』。日本、韓国、アメリカ、フランス、スウェーデンに住む20歳~49歳までの男女を対象にした調査だ。

 これによると、「すぐにでも結婚したい」「2~3年以内に結婚したい」と回答した日本人の男女(結婚も同棲もしていない)は19.6%。5ヵ国中で26.8%の韓国に次ぐ2位となっている。また、「いずれは結婚したい」を含んだ結婚願望のある人の割合は82.7%で、これも83.5%の韓国に次いで高い数値だ。

 ちなみに、事実婚がさかんと言われるフランスでは、結婚の意思がある人の割合が47.3%しかなく、「結婚するつもりはない」と回答した47.2%とほぼ同数値となっている。

結婚願望は2位なのに交際率は最低
日本人が抱く「結婚不安」の背景

 これだけ「結婚離れ」が指摘されている日本が、国際的に見て結婚への意識が高い国だという事実は、ちょっと意外である。

 一方、日本で「現在、婚約者または恋人がいる」人の割合は24.6%で、5ヵ国中、最低。2005年のデータと比較しても、7.5%も落ち込んでいる。ここでも1位は韓国で40.8%、2位はアメリカの40.0%となっており、この2ヵ国と比べると日本の交際率の低さが際立つ結果となっている。つまり、日本は「結婚願望は強いが交際率は低い国」と言えるのだ。

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宮崎智之 [フリーライター]

フリーライター。1982年3月生まれ。地域紙記者を経て、編集プロダクション「プレスラボ」に勤務後、独立。男女問題や社会問題、インターネット、カルチャーなどについて執筆。
ツイッターは@miyazakid
 

 


「ロス婚」漂流記~なぜ結婚に夢も希望も持てないのか?

日本は「結婚受難」の時代に突入した。街やオフィスには、「出会いがない」と焦る独身者や「結婚に疲れ果てた」と嘆く既婚者が溢れている。一昔前の日本人なら誰しも得られた「結婚」という当たり前の幸せを、得ることができない。夢や希望を失った「ロス婚」(ロスコン)な人々が増殖する背景には、いったい何があるのか? 婚活や結婚生活に悩みを抱える人々の姿を通じて、「日本人の結婚」をいま一度問い直してみよう。

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