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金融市場異論百出

「堤防の穴」をふさいだFRBの政策は正しかったか

2008年9月11日
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 「FRBの政策パフォーマンスは、3つの中央銀行(FRB、欧州中央銀行、イングランド銀行)のなかで、大幅な差で最悪である」「危機を通じ、FRBは金融市場に近づき過ぎ、金融機関の嘆願に反応し過ぎた」。

 8月下旬に開かれたカンザスシティ連銀主催シンポジウムで、元イングランド銀行政策委員のW・バイター・ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス教授が激しいFRB批判を展開した。

 これに対して、2人の元中央銀行幹部が討論者に選ばれていた。1人は、A・ブラインダー・プリンストン大学教授(元FRB副議長)である。彼は「中央銀行の適切な機能とは何か?」と真っ向から反論し、有名な「堤防を守ったオランダの少年」の話をアレンジして皮肉な批判を行なった(氏はオランダ生まれ)。

 “ある日、小さなオランダの少年が家への帰り道に、堤防に小さな穴が開いているのに気がつきました。彼は指でその穴をふさぎました(オリジナルの話では、少年は朝まで穴をふさぎ街を救った)。

 しかし、少年はモラルハザードの教訓を思い出しました。「ちょっと待てよ。堤防を建設した会社はひどい仕事をした。彼らに救済される価値はない。救済はより安直な建築を彼らに奨励するだけだ。ここに住んでいる愚かな人びとは、氾濫が起きる低地に家を建てるべきではなかった」。

 少年は家路に戻りました。すると、堤防は決壊し、少年を含むすべての人びとが溺れてしまいました。

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