2012年9月26日23時05分、時事通信の号外速報が流れました。

「CNNによると、米歌手アンディ・ウィリアムスさんが死去した。84歳。」

【アンディ・ウィリアムス「ある愛の詩」】<br />心を軽くして癒すヴェルヴェット・ヴォイス

 アンディ・ウィリアムスは米国を代表するヴォーカリストでした。生涯一歌手として現役のまま永眠しました。膀胱癌でした。最近の米国人男性の平均寿命が75歳余ですから、84歳は長生きの部類です。それでも、もっともっと歌い続けて欲しかった、というのがファンの願いでしょう。

 と、言うわけで、今週の音盤はアンディ・ウィリアムス「ベスト・オブ・ベスト」(写真)です。アンディは実に膨大な録音を残していますが、厳選された代表曲16曲に加えて“ある愛の詩”と“ゴッドファーザーの愛のテーマ”は日本語ヴァージョンも収録していて聴き所満載です。

 アンディ・ウィリアムスと言えば、その端正なルックスと甘い歌声で、日本でも相当な人気を博しました。ヴェルヴェットのような声と確かな歌唱力。ヴォーカリスト中のヴォーカリストで、その実力は折り紙付きです。