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10月2日 17時0分
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米景気減速に歯止め? 〜製造業景況感にポジティブサプライズ〜 - マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部「米経済の「今」を読む -経済指標動向-」

米国の景気減速に歯止めがかかっていることを示唆する統計が散見されている。昨日は、全米製造業の景気動向を示す、ISM製造業景況指数が公表されたが、既に発表されていた先行指標の結果に反して、大きく回復し(8月:49.6→9月:51.5)、株式市場のポジティブサプライズを誘った。同指標は全米の大企業を対象としたアンケート調査をもとに作成されるが、調査項目別には、春以降の指数低迷を主導した「新規受注」が特に大きく回復した。同時に生産や雇用についても良好な動きが見られ、これまで低調が続いた需要の回復が製造業の企業活動を活性化させた構図がうかがえる。

春先以降の米景気減速には、消費、雇用、企業活動(景況感)の低迷が見られていたが、各種消費関連データが示す国内消費の持ち直しに続き、ISM製造業景況指数の回復で企業の景況感にも単月ながら明るい兆しが見られている。春以降、低調だった主要経済統計として残るは雇用で、今週は米雇用関連指標の発表が相次いで予定されている。(3日 ADP全米雇用レポート、5日 雇用統計)雇用でも持ち直しの動きが確認できれば、米国の景気減速は過去2年間と同様、夏場までということになりそうだ。そうなれば、年初までに見られた世界経済を米国内需要が支える構図が再び見えてくる。


※ISM製造業景況指数
全米サプライマネジメント協会(ISM)が公表する、米製造業景況感を示す最も有益な指標の1つ。全米の大企業製造業の約350社を対象に、「新規受注」や「生産」、「雇用」、「供給時間」、「在庫」が1ヶ月前と比べて拡大したかを問うアンケートの結果を元に指数化される。一般に、50が景況判断の分かれ目とされ、値が大きいほど改善の裾野や勢いが大きいことを示す。また、上記以外にも、「受注残」、「仕入れ価格」、「顧客在庫」、「輸出」、「輸入」などの動向が調査される。



マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部 戸澤 正樹

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