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3分間ドラッカー 「経営学の巨人」の名言・至言

時間の使い方は練習によって改善できる

上田惇生
【第101回】 2008年11月18日
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経営者の条件
ダイヤモンド社刊
1800円(税別)

 時間の使い方は練習によって改善できる(『経営者の条件』より)

 「時間の使い方は練習によって改善できる。だがたえず努力しないかぎり仕事に流される」(『経営者の条件』)

 行なう必要のまったくない仕事を見つけ、捨てなければならない。

 ドラッカーは、すべての仕事について、なにもしなかったならば何が起こるかを考えればよいと言う。なにも起こらないのならば、その仕事はただちにやめよということになる。

 やめても問題のないことをいかに多く行なっているかは、驚くほどである。楽しみでも得意でもなく、しかも古代エジプトの洪水のように毎年耐え忍んでいる行事、スピーチ、夕食会、委員会、役員会が山ほどあるはずだと言う。

 なすべきことは自らの組織、自分自身、あるいは貢献すべきほかの組織になんら貢献しない仕事については、ノーと言うことである。

 地位や仕事を問わず、時間を要する手紙や書類の4分の1は、くずかごに放り込んでも気づかれもしない。そうでない人にお目にかかったことはないとも言う。

 自らがコントロールし、自らが取り除くことのできる時間浪費の原因を排除しなければならない。簡単にわかる兆候はない。だが、発見のための簡単な方法はある。聞けばよい。

 「あなたの仕事に貢献せず、ただ時間を浪費させるようなことを私は何かしているかと定期的に聞けばよい。答えを恐れることなく、こう質問できることが成果をあげる者の条件である」(『経営者の条件』)

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上田惇生(うえだ・あつお) 

 

ものつくり大学名誉教授、立命館大学客員教授。1938年生まれ。61年サウスジョージア大学経営学科留学、64年慶應義塾大学経済学部卒。経団連、経済広報センター、ものつくり大学を経て、現職。 ドラッカー教授の主要作品のすべてを翻訳、著書に『ドラッカー入門』『ドラッカー 時代を超える言葉』がある。ドラッカー自身からもっとも親しい友人、日本での分身とされてきた。ドラッカー学会(http://drucker-ws.org)初代代表(2005-2011)、現在学術顧問(2012-)。

 


3分間ドラッカー 「経営学の巨人」の名言・至言

マネジメントの父と称されたドラッカーの残した膨大な著作。世界最高の経営学者であったドラッカーの著作群の中から、そのエッセンスを紹介する。

「3分間ドラッカー 「経営学の巨人」の名言・至言」

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