3・ネガティブな経験を振り返る
  就職活動と言えば自己PR、というイメージが先行しているが、それだけでは足りない。

 選考で採用担当者が最終的に見たいのは「挫折や困難をどう乗り越えてきたのか」や「自分の能力不足や短所と、どのように向き合ってきたのか」ということ。つまり、自分にとってはネガティブな体験について、選考の終盤になればなるほど聞かれるのだ。しかし、多くの就活生はネガティブな経験をひた隠しにしようとしてしまい、それが原因で落とされることが多い。

 自分のネガティブな経験と、それで自分がどのように向かい合ってきたか、ごまかさずに語れるようになろう。
  その経験と正面から向き合った君を、大人は絶対に評価してくれる。

 以上のことを注意しながら自分を分析して行けば、間違いなく君たちのそれぞれの良さや、魅力が見つかってくる。そうすれば、派手なエピソードなどなくても十分、他の人と差別化を図ることができるのだ。

 君たちが、学生生活を今日まで頑張ってきたのであれば、必ず相手に伝えられることはある。不安な気持ちは、日本中の大学生が一緒だ。
  立ち止まることなく、まずは自分とじっくり向き合ってみてほしい。


  以上の3つのポイントを頭に、自己分析をしてみよう。
  自己分析に関しては、ぜひ一度、『絶対内定』のワークシートに取り組んでみて欲しい。
  94枚のシートを記入しながら、自分の強みや価値観が見えてくることと思う。


  次回は、「企業選定で迷わない人がしている自己分析」について、詳しく掘り下げていきます。