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10月15日 11時35分
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注目銘柄ダイジェスト(前場):ソフトバンク、ルネサス、コマツなど

ソフトバンク<9984>:2262円(前週末比-133円)
大幅安で下落率上位。先週末は米スプリントの買収報道などを受けて急落、資金負担
増を警戒する動きが優勢となった。本日15日は一部海外報道で、買収で合意して本日
にも正式発表などと伝わっているもよう。大手3行が協調融資で協議などと伝わり、
ファイナンス懸念などが後退する状況だが、格下げ評価などが重しに。UBSでは投資
判断を「バイ」から「ニュートラル」に格下げ、財務負担が明らかに増すことは必至
としているほか、当面EPS(1株利益)へのマイナス影響が続く可能性と指摘。


ルネサスエレクトロニクス<6723>:298円(同+34円)
急伸で上昇率トップ。官民の日本連合が2000億円で買収する計画が固まったと報じら
れている。産業革新機構が1500億円強を投じて、民間企業約10社も500億円弱を出資
する計画と。方向性は織り込み済みながら、順調に再建に向けた取り組みが進展して
いることを買い材料視する流れに。出資企業が増加方向にあることなどもポジティブ
に捉えられている。

コマツ<6301>:1601円(同+56円)
大幅続伸。上半期営業利益が従来予想の1110億円程度となり、前年同期比では2割近
い減少になったと報じられている。中国の建機売上高の落ち込みが響く格好に。通期
予想は見通しが立てにくいため、当面は従来予想を据え置く公算とも。ほぼ市場想定
通りの水準でもあり、短期的なアク抜け感が先行する形と捉えられる。

関西電力<9503>:617円(同+20円)
しっかり。来年4月にも家庭向けなどの電力料金を値上げする方向で検討に入ったと
一部で報じられている。値上げについて、水面下で経済産業省資源エネルギー庁との
協議を始めており、11月にも値上げを申請の見通しと。値上げ実施による収益改善期
待が再燃する形にも。なお、先週末にはゴールドマン・サックス(GS)が投資判断
「買い」継続で、コンビクション・リストに新規採用している。

千代田化工建設<6366>:1250円(同+78円)
大幅続伸で上昇率上位。JPモルガン(JPM)が投資判断を「ニュートラル」から「オ
ーバーウェイト」に格上げ、目標株価を900円から2300円にまで引き上げていること
が好感されている。JPMでは、世界的に急拡大が見込めるLNGプラント需要によって、
一貫してLNGに注力してきたぶれない姿勢が実を結ぶことになると指摘している。こ
うした見方は株価に織り込まれておらず、今後市場での見直しが期待できると。な
お、JPMでは、日揮<1963>の目標株価も2750円から4600円に引き上げている。


AOCHD<5017>:249円(同+26円)
急伸で上昇率上位。三菱UFJでは同社の投資判断を「ニュートラル」から「アウトパ
フォーム」に格上げ、目標株価も270円に引き上げている。第2四半期のファンダメン
タルズを考慮して業績予想を上方修正、石油製品スプレッドは前四半期比で大幅に改
善したと考えているようだ。また、第1四半期決算で2つのプロジェクトについて減損
損失や損失引当金を計上しており、上流事業の減損処理などの悪材料は出尽くしてい
るとも。

レナウン<3606>:102円(同-13円)
急落で下落率トップ。先週末12日に上半期の決算を発表、営業損益は24.3億円の赤
字、従来計画21.0億円の赤字を下回る内容となり、通期予想は7億円の黒字予想から
一転、7億円の赤字に下方修正している。第1四半期は6.4億円の黒字、前年同期比
54%増益と好調なスタートを切っていたことで、ネガティブなサプライズは強いよう
だ。主力販路である百貨店の販売低調、値引き幅拡大に伴う粗利益率の悪化などが業
績下振れの背景に。

三協立山HD<3432>:159円(同+7円)
大幅続伸。先週末12日の引け後に発表した第1四半期決算が好感されている。営業利
益は29億円で前年同期比38%増益、上半期計画42億円、同21%減益に対して、進捗率
は70%となっている。もともと保守的な傾向もあり、今回の第1四半期決算を受け
て、通期予想などの大幅な上方修正も想定される状況だろう。主力の建材事業が牽引
役となっており、同事業の営業利益は前年同期比2.8倍の水準となる。

ベクトル<6058>:961円(同-219円)
大幅続落。上期営業利益は2.7億円となり、従来計画の3.2億円を下回る着地となった
ことが嫌気されている。7月には1.9億円から3.2億円へと上方修正していたため、ネ
ガティブなインパクトが強まる格好に。なお、決算発表と同時に、今後のアジア地域
における事業展開を見据えて、インドネシアとシンガポールに現地法人を設立すると
発表している。

ウエストHD<1407>:1338円(同+38円)
買い先行。先週末に本決算を発表し、今期売上高は前期比76%増の452億円、営業利
益は同2.6倍の38億円と大幅な増収増益見通しとなったことが好感されている。太陽
光発電など再生可能エネルギーの拡大を追い風に、グリーンエネルギー事業の強化で
業績拡大を目指す方針。なお、大和では、産業用・メガソーラー案件の申請処理や連
係から売電までに要する時間がやや延びていることを考慮すれば、中期的な次なる株
価のカタリストは2013年3月に向けた駆け込み申請件数の増加などのニュースフロー
が待たれるとコメントしている。

ジェイアイエヌ<3046>:1930円(同+26円)
買い優勢。先週末に本決算を発表し、今期売上高は前期比30%増の294億円、営業利
益は同48%増の39億円と大幅な増収増益見通しとなった。会社計画の営業利益はほぼ
コンセンサス水準ではあるものの、順調な業績拡大見通しが前向きに捉えられる格好
に。また、CSでは、会社計画はかなり控えめな計画で、今後数ヵ月でよほどの変調
が起きない限り、会社計画や市場コンセンサスが切り上がっていく公算が大きいと指
摘している。

サマンサJP<7829>:38150円(同-2750円)
大幅続落。上期営業利益を6.2億円から3.0億円へ、通期計画を18.0億円から15.5億円
へとそれぞれ大幅に下方修正したことが嫌気されている。先行投資も含めた広告宣
伝・販売促進活動などの影響により、販管費が増加したことが重しに。また、スタイ
ライフが連結子会社から持分法適用関連会社に異動したことによる影響も業績押し下
げ要因に。

タカラBIO<4974>:765円(同+100円)
大幅続伸。同社のほか、コスモ・バイオ<3386>、J・TEC<7774>など、iPS細胞
や再生医療関連への物色が継続している。先週末には、iPS細胞の特許利用を許諾
する「iPSアカデミアジャパン」が、3年後までに現在の約2倍に当たる国内外の約
100社の利用を目指すと報じられており、同社などiPS細胞関連の支援材料にも。


(フィスコ)


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