メソッドの基本アイテム

 製品ポリシーとしては以上のようなことを一貫して続けていますが、百聞は一見にしかずということで、日本で展開している製品群を少しご紹介することにしましょう。

 まず、大別すると、噛み砕いて言えば「薬事法上輸入許可の申請が必要な製品群」と「薬事法上の適用を受けない製品群」に分かれます。前者はハンドソープおよびボディソープのような、肌に直接つけて利用することが目的のもの、後者は、ホームケア製品(濃縮洗濯洗剤、台所食器用洗剤、多目的クリーナー、ステンレス専用クリーナー、木製家具専用クリーナー、木床専用クリーナー等)などの、肌につけることが間接的な手段になるものです。

 家の中にあるものはほぼすべて洗浄できるといってよいくらいにメソッドのラインナップは充実しています。もちろん、他社でもすべての製品においてポリシーが一貫しているものはありますが、良いか悪いかの判断は別として、フレグランスや見た目のパッケージデザインだけで、「あっ、メソッドだ!」と違いのわかる製品群はないのではないでしょうか?
では、ちょっと代表的なものをご紹介します。

メソッド・ハンドソープ 

原材料を過去、現在、未来の<br />3つの要素で評価するハンドソープ・ジェルタイプ。

 これは、メソッドの基本アイテムと言ってもよいシリーズです。ジェルタイプとフォーミング(泡)タイプがあり、キッチン専用と謳ったハンドソープも入れると、全部で15種類(フレグランスの違い)を展開しています。前回紹介したように、そのすべてがカリム・ラシッドによるパッケージデザインを装い、日本でも中心となって展開されている製品群です。

 エッセンシャルオイル由来成分の香りで調香され、かつアロエ液汁やビタミンEなども配合。手についたときに、もっともよく香るようになっています。ちなみに一番人気は、ピンクグレープフルーツのフレグランスです。

ディッシュソープ 

原材料を過去、現在、未来の<br />3つの要素で評価するディッシュソープ。

 いわゆる台所用食器用洗剤です。日本では、どことなく大判ですが、実は以前のモデルと較べるとこれでも小さくなりました。現在3種のフレグランスを展開しています。皮膚障害の方、特にアトピーをお持ちの方々からは特によい評判をいただいています。